水が白くにごっているのはどうして?飲んでも平気?

蛇口の水が白く濁る(にごる)

キッチンや洗面台、浴室でもお湯を出すと白くにごったお湯が出てくることがあります。

 

 

は無色透明なのにお湯を出すと白くにごった状態になっていることがあります。これは何かが溶けだしているのでしょうか?そのまま飲んでも大丈夫なのでしょうか?・・・と不安になります。

結論から言えば・・・

問題ありません。

ではなぜそう言えるのでしょうか?そもそもなんで水道水が白く濁ってしまうのでしょうか?その原因は「気泡」です。つまり細かい空気の泡のことです。

 

 

特に給湯されたお湯に見られるのはなぜかと言うと、お湯を出そうとするとガス給湯器の中で水が急激に加熱されることになります。そうなると水に溶け込んでいた空気が飽和して小さな気泡となり、お湯が白く濁って出てくるのです。

本当にそうなの?と疑いたくなる方は透明なコップに白い水、またはお湯を入れてしばらく時間を開けてみましょう。無色透明な状態になっているはずです。

時間を開けても白く濁っている場合

蛇口からお湯を出して白い状態が続いてしまう場合はどうなのでしょうか?この白くなる原因は実は気泡だけではありません。その原因は「亜鉛メッキ銅管」の亜鉛が溶けだしている可能性が考えられます。

 

亜鉛とは?

亜鉛」と聞くと体には有害なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実は亜鉛は人間の体にとって必要な成分でもあります。例えば、アミノ酸からのたんぱく質の再合成やDNAの合成にも必要な成分となっています。

「亜鉛」は実は健康長寿には欠かせないものでもあります。体の細胞にダメージを与える活性酸素を除去する役割を果たし、味覚を感じる味蕾細胞や免疫細胞にも欠かせない要素ともなっています。ですから基本的には飲んでも健康被害は及ばないということになります。

亜鉛メッキ銅管が使われている理由とは?

 

 

なぜ「亜鉛メッキ銅管」がこれほど広く使用されているのでしょうか?それはこの管材の特性が給湯に優れているからです。まず「」に強いという点があります。ビニール配管ですと高温によって変形が生じます。70度くらいが限度です。

しかし銅管は耐熱性に優れています。煮沸されたお湯を通しても問題はありません。それに腐食に強く抗菌性にも優れています。こうした理由から給湯器の配管は主にこの銅管を用いているのです。

亜鉛の過剰摂取は問題になります。

え?さっき問題無いって言ってなかった?

そうです。基本的に給水および給湯管から出る量では問題が無いということです。例えば食事から摂取される亜鉛の摂取基準は、18~69歳までの男性で10㎎、70歳以上で9㎎、18=69歳までの女性で8㎎、70歳以上で7㎎となっています。

しかし、それ以上摂取してしまうと問題になります亜鉛の過剰摂取により銅欠乏、貧血、胃の不調などの健康被害が及ぶことになります。場合によっては、吐き気、嘔吐腎障害、免疫障害、上腹部痛、消化管過敏症、HDLコレステロールの低下、低銅血症、下痢などに襲われてしまいます。

では、毎日飲むのは過剰摂取にはならないの?

大丈夫です。毎日飲んでも問題の無い量と言えます。ただ体質によって変化があるようでしたら控えた方が良いかと思います。生理的に気持ち悪いという方は飲み水として使わないようにすることもできます。

特に朝1番の白く濁ったお湯は危険

 

以上の点から、朝1番に使うお湯の場合は、しばらく流してから使うようにすれば問題ありません。特に空き家だった部屋は滞留している水の状態が配管の養分が溶けだしてしまうものですので、しばらく蛇口をあけてお湯を流すようにしましょう。

それでも変わらないし、気になる?という方は浄水器を設置してみることをお勧め致しましす。その際はこちらの記事を参考にお合調べください。浄水器を使いたいけどどれがいいの?

どうしても白いにごりが気になる・・・という方は別の理由と対処法になります。

配管の引き直し工事

 

配管の経年劣化とも考えられますので、配管の引き直し工事が必要になります。お湯の方だけなら引き回す長さが限られていますので、それほど大掛かりな工事にはなりません。ただ戸建てでも大きさや水回りの場所によっては手間がかかるため工期が延びる可能性があります。

給湯器の劣化

ガス給湯器も寿命は10年です。それ以上ご使用の場合は給湯器自体に問題があるかもしれません。その場合は給湯器本体の交換が必要になります。給湯器のトラブルに関してはこちらをご覧ください➡給湯器の交換時期の目安とは?10年超えると危険? 給湯器の寿命は何年?故障するとどうなるの?

 

白いお湯が出て気になる方は、ぜひ参考にしください。