洗面台の蛇口まだハンドル式ですか?

洗面台の蛇口はまだハンドル式ですか?

毎日使う洗面台ですが、蛇口が古くなって使いづらくなっていませんか?

きれいに磨いて使っていても蛇口の劣化は止められません。水がポタポタ漏れてきたり、ハンドルが固くなってきたりしませんか?パッキンを交換しても直らない!といった症状がありませんか?

 

 

ハンドル式には限界があります

ハンドル式は長年使用していることによる金属劣化が起きてしまいます。ご存じ通りハンドル式は「スピンドル」と呼ばれるネジが回転することで上下し、「ケレップ」と呼ばれる水栓コマを動かして通水穴を塞いだり開放させたりして水が出し止めされています。

こちらも参照ください➡蛇口のハンドルが空回りするのはどうしてなのか?

金属と金属が擦れ合うことで当然摩耗が生じます。ネジ山の「山」が段々と小さくなってしまうのです。また通水穴を抑え込む「ケレップ」(こちらもどうぞ➡蛇口のパッキン交換で水漏れを直す方法) の先は「ゴムパッキン」です。ゴムは使えば使うほどどうなりますか?

車のタイヤを例に挙げれば分かりやすいかと思いますが、必ず擦り減ってしまうのです。

劣化のもう1つの要因は・・・「水圧」です

 

 

水道水は最大限に出そうとするとかなりの勢いで出てきます。つまりその「水圧」を蛇口は維持していることになります。蛇口のほとんどが「真鍮」で出来ています。メッキ加工させていますので光沢のある表面になっていますが、工具などで傷を付けると「金色」の真鍮が見えます、

本体は水圧に十分耐えることができますが、内部のスピンドル部や通水穴の部分などは金属が薄くなっています。長年使用していると水圧はそうした箇所に負荷をかけていくため目視では分からない「ひび」が起きてしまうこともあるのです。

ハンドル式のは力技(ちからわざ)の蛇口

ハンドル式はハンドルをひねって水を出し、ひねって水を止めます。

ごく当たり前ですが「力」が必要になるものです経年数の蛇口になればその「」はかなりのものが必要です。しかしハンドルが固くなっていることにすぐに気付く方はごく少数です。

なぜでしょうか?

それは徐々に固くなっていくからです。

 

 

人間は少しづつ変化していくものに「気付きにくい」のではないでしょうか?

お子さんの伸長のように気付けばびっくりするぐらいに伸びています。同様にハンドルも固くなっているのに少しずつそうなっていけば力がちょっとずつ要るようになっても気付かないのです。

特にご年配者の方の中には、ご自分の「体力」や「腕力」が衰えてしまっていることに気付きにくいようです。「いつもはきちんと水が止まっていたのに止まらなくなった」というご依頼がよくありますが、大抵がハンドルが固くなっています。手首の関節などにも力が入りづらくなっている方も多いようです。

どうすればいいのでしょうか?

ハンドル式をシングルレバー式に交換することで解決します。

 

 

写真の水金具はTOTO製の「TLHG30AER」定価¥32,400(税別)です。

シンプルで使いやすい蛇口です。レバーを上げれば水がでます。レバーを真ん中を中心に左側に向けて上げると「お湯」が出て逆に右側に向けて上げれば水がでます。最近ではその境目が「音」で分かるようになっています。(エコハンドルと呼ばれています。)

LIXIL製ですと「LF-B350S」(※ポップアップ式)定価¥27,700(税別)か「LF-B355S」(ゴム栓式)定価¥28,100(税別)が挙げられます。いずれもお湯と水の芯々が100mmですので大抵のものに適合します。(※こちらを参照➡洗面台の排水栓のポップアップが固く動かない?

他にも、三栄水栓ですと「K-57C-13」定価¥22,000(税別)ポップアップ式ですと「K57CNP-13」定価¥22.000(税別)になります。詳しくはこちらをどうぞ➡http://www.san-ei-web.co.jp

 

こちらからもご購入いただけます!
SANEI 洗面用 シングル混合栓 泡沫吐水 取付ピッチ102mm K57C-13
 

 

カクダイですとシングルレバー混合栓「185‐201」定価¥22,000(税別)になります。こちらを参照ください➡https://kakudai.jp

ただし!次のハンドル式の蛇口は別です!

それはこれです

 

 

吐水口とハンドルが分かれているタイプの蛇口ですこれは通常のスピンドルを使っていません。大抵が「開閉バルブ」という特殊なスピンドルになっています。この水栓の出し止めは力が要りません。90度回せば閉まりますし水も出せます。

このタイプの場合はレバー式の蛇口への交換はできません。

どうしてもレバー式に交換したい場合は「洗面台ごと」交換しなければならなくなります。

かなり大掛かりになってしまいます。それでこのタイプであれば同タイプの水栓金具への交換をお勧めします。新しいものであればスムーズにハンドル操作ができるかと思います。各メーカーの商品サイトでお探しください。

サイズは規格ですので形状が同じようであれば交換は可能と思われます。

ちなみにTOTO製ですと「TLG01201J」「TLG02201J」定価¥122,000(税別)いずれもポップアップ式になります。さらに「TLG04201J」定価¥62,500(税別)などもあります。


 
TOTO 洗面用水栓 2ハンドル混合水栓(台付) GOシリーズ TLG01201J

またLIXILではすでにカタログに該当商品が載っていないため交換品は無いかと思われます。

ハンドル式をシングルレバー式に交換して快適な洗面台ワークを楽しみましょう!

更新日:2020年7月21日