蛇口のパッキン交換で水漏れを直す方法

単水栓の蛇口の水漏れ

単水栓」とは水しか出ない蛇口のことです。

古い家ではまだ単水栓をご使用になっているかもしれません。以前のブログでもパッキン交換について取り上げました。こちらを参照➡パッキン交換で水漏れを直してみましょう! 屋外にある水栓もほとんどが単水栓です。簡単に修理ができます。

 

 

水が止まらない」「ポタポタたれる」こう言った症状はすべて「ケレップ」と呼ばれるコマパッキン劣化が原因です。どうやって交換すればいいのでしょうか?このブログで再度取り上げてみたいと思います。

 

 

まずメーターのバルブを閉めて水を止めましょう。このメーターバルブはゲート式かボール式になっていて1~2回ひねっても止まりません。ゲートが閉まるように何回か回して閉まります。 これ以上、回らないところまでひねってください。

工具と部品の準備

 

水栓ケレップ」小さい呼び径13mmのものをお求めください。工具は「ウォータープライヤー」があれば大丈夫です。もし先の細いラジオペンチピンセットなどがあればベターです。

 

 

水栓ハンドルの下の6角の袋ナットを外します。固い場合は水栓の根元から折れないように力を加減しながら行ってください。水栓金具を手で支えると安全です。緩みましたら袋ナットを完全に浮かせて、ハンドルを緩める方向で回転させてください。

 

 

そうするとこのようにスピンドルごと抜けます。スピンドルの先に付いているケレップを外して、新しい物と交換してください。ゴムの部分が劣化して溶けていますので手が黒くなります。素手で触らずゴム手袋などを装着して行うことをお勧めします。

 

 

古いケレップを抜き取ってください。指では取り出すことが困難かと思いますので先ほど上げた先の細長いペンチやピンセットなどで取り出してください。

 

 

時折、スピンドルが外れてもケレップが残っている場合もあります。その際は前に道具の用意に含めていたラジオペンチかピンセットでくっ付いたケレップを取るようにしてください。

 

コチラのYouTube動画でも解説しています!⇨ https://youtu.be/XvrnPGIuDqU

これでも水が止まらない場合は?

基本的にパッキン交換で直らない場合は、水栓金具に亀裂や損傷が生じている可能性があります。水栓自体を交換しましょう。この蛇口の交換の仕方は、以前のブログの壁付混合水栓の交換方法の通りです。壁付混合水栓編

単水栓はそれほど高くありません。自分で交換すればコストを浮かすとことができます。水道屋さんを呼ぶとこの作業だけでも約1万円前後は取られます。

ぜひご自分で試してみてください。

更新日:2020年7月26日