ウォシュレット・シャワートイレの水漏れ
洗浄便座の名前はいろいろありますが、ウォシュレットやシャワートイレから水漏れしていることに気付くことがあります。しかし、最初は分からずトイレマットや床が濡れていることから始まり、大抵は ”ただ水が跳ねただけだ” と思いがちです。
しかし、水漏れがだんだん酷くなると違う原因だと気付きます。
トイレ掃除をまめにしていれば、かなりの確率でわずかな水漏れで早めに気付いて対処しようとしますが、あまり手入れがされていない場合は結構ひどくなってからの対応になってしまいます。このタイムラグは、トイレの床に大きな影響を与えてしまいます。
トイレの床が変色する
このように便器の設置面の床に水が常に溜まり、水垢やCF(クッションフロア)の変色が生じます。往々にして勘違いされるのは「排水が漏れているのでは?」というものです。
しかし本当に排水が漏れていればもっと被害が生じます。
例えば便器が揺れる程、動いてしまうとか、床がずぶずぶになっている、などの状態で無いと漏れません。(こちらもご覧ください。排水漏れ?)フローリングも黒く変色したり表面が剥離したりしてきます。
このような原因の多くは「ウォシュレット」です
着脱式のウォシュレットでしたら、一旦ウォシュレットを外してみてください。
洗浄ノズルの周辺や設置面のところを良く見ると水漏れしていることがあります。この水が便器を伝って、便器下に漏れていきます。この水は表面張力によって反対側にも回って行きますし、床が傾いていると傾き側に水が流れていきます。では水漏れは修理して直るのでしょうか?
ウォシュレットの寿命は7年です。
分解修理は年数が経てば経つほど困難になります。もしや以下の品番の方はいませんか?
TOTO製 TCF360・361・370・371(末尾0はレギュラーサイズ・1はエロンゲートサイズ(大型)の事)これは1992年~1995年販売品になります。同じくTCF610・611・620・621は1995年~1997年販売品、TCF650・651・660・661は1998年~1999年販売品、TCF680・681は1998年~1999年販売品となります。
上記の品番のものをお使いであれば、26年~19年既に経過しているため、いつ故障してもおかしくありません。
もちろん7年以上使えるものがほとんどですが、故障時期はほとんどが交換時期でもあるのです。
操作ボタンの電気基盤をはじめ、ウォシュレットの内部の部品はかなりの腐食が進行しているものと思われます。こうした部分は一度解体してしまうと元に戻せない可能性があります。
その中でノズルユニットだけ交換するのも困難ですし、電気制御部品を交換するのも難しい作業と言わざるを得ません。メーカーメンテナンスも諦めてしまうことがあります。修理できたとしても保証はしませんので、明日壊れても仕方が無いことになるのです。
それよりも新しく交換する方が何倍もいいことになります。
ぜひ新しいウォシュレットを交換してください!快適に使うことができます。水漏れも心配することもありません。水漏れしていることが分かったら修理よりも交換をお勧めいたします!
TOTO 温水洗浄便座 ウォシュレットSB TCF6622 SC1 パステルアイボリー (プロ向け・取付工具なし)
ウォシュレットの交換はそれほど難しくありません。自分でも取り付けられます。
INAX製(現LIXIL)のシャワートイレではランプが点滅して交換時期をお知らせしているようです。もし同じメーカーで操作パネルの何処かが点滅していましたら交換をご検討ください。こちらも参照ください。➡️ シャワートイレのランプが点滅しているけど何なの?
自分で取り付けしたい方はコチラを参考にしていただければと思います。⇨ウォシュレットを交換する時の注意点とは?
更新日:2020年7月29日