生ごみを出さないディスポーザー
大型マンションではディスポーザー付きが標準化している昨今ですが、それに伴い「排水が詰まって流れない!」といったトラブルもたいへん多くなってきています。キッチンの排水が出来ないと食事の準備も後片付けも出来ず大変な支障をきたすことになりますね。
以前のブログでもこのディスポーザーについて取り上げています。こちらも参照➡ディスポーザーのメリットとデメリット ディスポーザーは生ごみを出さない画期的な装置かと思いますが、使い方次第では大変手間のかかる事態に陥ります。
特に排水を詰まらせるトラブルが多くなります。
「取扱説明書」をご覧いただくと注意事項の中にはっきり書かれています。
大抵は「投入できないもの」の欄に記入されています。もちろん食品以外の物はNGですが、例えば、繊維質の生ごみや貝殻類があります。タケノコの皮・トウモロコシの皮・生け花やアサリやシジミなどの貝殻です。
「骨」も注意が必要です
牛・豚・大きな魚の骨などもNGです。またカニ類の殻や生肉などもタブーとなっています。ここで見落としがちな物の中に「卵の殻」が含まれています。意外に思われるかもしれませんが、この「卵の殻」は大変危険です。何度かうまく行っても必ず詰まる危険があります。
ディスポーザーにも限界があります
通常ディスポーザーを使用する際には「蓋スイッチ」で起動させます。これは安全面での必須の機能ですが、その際には「必ず水(お湯)を流しながら」行うことが求められています。
もし水を流さずに起動させると粉砕された生ごみが処理されず残ってしまいます。それが滞留してしまうと詰まりの原因となりたちまち排水が出来なくなってしまいます。また思っていたよりも固い骨などがディスポーザーの回転刃の隙間に挟まりロック(固着)してしまうこともあります。
また排水処理する際にドロドロの生ごみの排水は配管のエルボ部分などに滞留しやすくなっています。水の流し方が不十分ですと配管にそうした排水が溜まり「詰まり」が生じてしまいます。過度にディスポーザーに頼り切ると詰まった時の処理が大変なことになります。
マンションの場合は専属の緊急出動サービスに連絡して対応してもらいましょう!ディスポーザー自体の故障やエラーが生じた場合はお使いのメーカーメンテナンスの窓口に連絡してください!
日頃から使い方にも注意して何でも流せる魔法の処理機では無いことを忘れないことが大切ですね。
ディスポーザーと生ごみ処理機を併用して使う
「生ごみ処理機=ディスポーザー」と思われている方も多いかもしれません。
厳密に言えば違います。
特に戸建てなどでディスポーザーを使用する場合は、マンションのような生ごみ処理槽を設置していないと住まいの自治体の条例によって排水させてはいけないものの範疇に入っています。詳しくはお住まいの市区町村の窓口やホームページなどでご確認ください。こちらも参照➡ディスポーザーは後付けでも使えますか?
「処理槽が設置できない」場合の手段としてディスポーザーと生ごみ処理機を連携させて排水させる方法があります。これはユニット式(単体ではなく)で設置する必要があります。
つまりディスポーザーで処理した排水が生ごみ処理機に入りバイオ式や乾燥式を使った触媒で処理していきます。インターネットで調べると(有)こうすい(http://www.ekousui.jp) の「キッチンカラット」という商品があります。詳しくはホームページからお調べください。
連結型はバイオ式になっているようですが、気になるのは「臭い」です。
処理機は密閉型になっているものの完全には維持できません。臭いが少しづつ漏れ始めて屋内使用の場合(シンク下)ですとある程度の「臭い」が発生してしまいます。最近の技術開発ではこの問題も解決しつつあるようです。生ゴミ処理機が欲しい方は「生ゴミ処理機ナクスル」はいかがですか?
処理機の中に生ゴミを投入すると、熱と微生物の力で、空気に分解し、生ゴミを無くします。 これまでの業界の課題を解決し「臭わない」「手間がない」「音がない」を実現した画期的な商品です。 優れた脱臭技術を搭載しており、生ゴミの悪臭成分を99.84%除去します。 また、分解力が強く、生ゴミを入れても中身がほとんど増えないので、取り出す手間がないのが特徴です。
ディスポーザーは正しい使い方を心がけましょう!
ディスポーザーは便利で使い方によってはゴミの量を減らす画期的な電化製品でもあります。しかし「何でも流せる」という安易な考えはしない方が賢明と言えますね。
更新日:2020年10月5日