蛇口のハンドル式は必ずパッキン交換できるとは限らない

2ハンドル混合水栓





蛇口の中でも今なお広く使われているものは「2ハンドル混合水栓」です。お湯と水をハンドルをひねって出すものです。昔は単水栓をお水とお湯とを別々に取り付けられていましたが、混合させた水栓が開発されたことは非常に画期的なものでした。

2ハンドル混合水栓の仕組みは至って単純です。ハンドルの下には「スピンドル」と呼ばれるネジになった部品があり、その下にコマパッキン(こちらも参照ください!➡蛇口のパッキン交換で水漏れを直す方法)があります。ネジ式ということからその原理のごとくネジを締める回転をさせると下に押し下げられパッキンのゴムで流水穴を塞ぎ水が止まります。ネジを緩める回転をさせると上に上がりパッキンが浮いて流水穴から水が出てパイプから流れてきます。

水が止まらなくなる原因は「パッキン」の劣化です。

しかし、ハンドル式の蛇口がすべて同じ原理という訳ではないのです





ハンドル式でもパッキン交換できない蛇口とは?

それはゲート型ハンドル水栓です。

こんな感じの蛇口です。

これは洗面台用の2ハンドル混合水栓ですが、浴室にも似たような蛇口が付いてい場合もあります。同じハンドル式でもこのタイプはパッキン式ではありません。ハンドルの下には「回転扉」のようなスピンドルがついています。つまり、力で抑え込む方式ではなく回転させて水が出る「ゲート」を開けるようにして水が出てきます。

ですからハンドル自体が軽く、回転数もあまりありません。軽く回すだけで水の出し止めができる仕組みなっています。今では販売もされていないようです。このタイプが浴室の浴槽横に付いている蛇口とも共通しています。





このタイプでの水漏れはどうやって修理すればいいの?

残念ながら蛇口自体が販売終了品で、当然のごとく製造もされていません。つまり交換できるパーツはすでにありません。つまり「修理での対応はできない」という事です。

そしてこのタイプに合う水栓金具は販売されていないため洗面台ごと見直していただくことになります。そこまではとても厳しいという方は、いろいろと工夫して今お使いの水栓の穴を活用できる蛇口を取り付けることが可能です。

例えば、TOTO製で言えば「T210SNS C」(定価¥4.900(税別))または「T205UNR C」(定価¥3.400(税別))などをお水とお湯に1つずつ取り付けるという方法です。3つの穴のうち使わない穴を塞ぐ「カウンター化粧蓋」というものがあります。そういったものを活用すれば低予算で補修することは可能になります。

今回は特殊な2ハンドル混合水栓の場合を取り上げました。該当される方は参考にされてください。