料理で揚げ物が多くなると油で詰まりやすくなる

油を使った料理に偏る





小さなお子さんがおられるご家庭では、お子さんの大好物が揚げ物や炒め物だったりすると必然的にその回数も上がってくるのではないでしょうか?

年齢によって徐々に油料理が遠のく傾向にありますが、魚や野菜にも「油分」が含まれています。比較的若い年代の世帯では、油料理の頻度が高い傾向にあります。もちろん健康に気を付けてなるべく控えておられる方も多いかと思います。

この「」の過剰な摂取が人体の血流を妨げるのと同様に、キッチンの排水管でも流れを悪くしてしまう元凶になっています。以前のブログでも取り上げましたが(台所の排水が詰まる原因とは?)詰まらせる前に何に注意を払えばいいのか?取り上げましょう。

排水管の油はどうやって溜まるのか?

調理で少なからず使う「油」は大抵の食器洗い洗剤できれいに落とすことができます。この洗剤で落ちる仕組みはご存知かと思いますが、ほとんどが「界面活性剤」の力です。詳しくはググっていただければ解説されていますが、「油」分が消えてなくなるのではなく、浮かせて剥離させることが出来るというものです。

つまり、排水と一緒に油分が流れていきますが、途中で排水配管に付着してしまいます。なぜかというと配管の素材が「ビニール材」だらです。通称「塩ビ管」と呼ばれています。流れて来た油分がその配管の内側に付着して徐々に増えていきます。その量がMAXになった時、流れが悪くなってしまうのです。





詰まらないようにするにはどうしたらいいの?

極力「油」を流さないようにするのが一番ですが、そうもいきません。ただし注意することはできます。直接、使った油を排水口に流すことは避け、キッチンペーパーや新聞紙などに吸わせて燃えるゴミにして捨てることができます。フライパンなどの油も同じようにして油を排水させる量を極力減らすようにしてください。

豆に洗浄剤を使うという手段もあります。特に詰まりの症状が表面化する前に、予防策を講じておくことです。今では様々な種類のパイプ洗浄剤が販売されています。適量を使うようにして予防に徹しましょう。毎日だと面倒です、費用も馬鹿になりません。数週間に1度など決まったルーティンワークにされるといいかと思います。





すでに流れが悪くなってしまった!

という方は、専門業者を手配しましょう。間違っても針金や何かで掃除しようとはなさらない方がよろしいかと思います。詰まりが悪化したり、ホースなどが破れたりしたら余計に被害が広がる可能性があるからです。配管の詰まりはほとんどが配管の「エルボ」(曲がり)の部分に生じています。とても一般に人では掃除しきれません。

業者さんに高圧洗浄をしてもらいましょう!

「油脂」詰まりは熱湯や市販の薬剤では解消できません。また通販などの高圧洗浄機では「パイプクリーナー」のようなワイヤー型の道具も手に入ります。ある程度大きな口径の桝や配管はには効果がありますが、キッチンなどの排水管は細く、エルボ(曲がり)が幾つもあればなかなか入っていきません。やはりここは管洗浄のプロの高圧洗浄機で掃除していただいた方が早く解消します。

緊急出動で依頼すると料金が高くなるため、前もって予約すると安くしてくれたりします。明日以降の予約でお願いするようにしてください。もちろん急ぎで直したい場合はすぐに要請してください。あまり高額な見積もりの場合は、保留して他社に連絡してみましょう。