トイレの便器と床の隙間から水漏れする原因とは?

便器と床の隙間から水漏れする

気が付くと床が濡れていたり、トイレマットがぐっしょりと濡れていてびっくりすることがあります。マットを外して見ると便器と床の隙間から水漏れしている感じです。一体何が原因なのだろう?と不思議に思われるのではないでしょうか?

 

 

一番先に考えるのは「排水が漏れてきている」というものです。

しかし、本当に排水から漏れているとしたら臭いや色が付いてもおかしくありませんし、量がもっと多いはずではないでしょうか?漏れる量が微量であることや使わない時には漏れないという場合もあります。

実際、便器や排水ソケットなどが自然に破損して水漏れする割合は99.9%あり得ません。なぜなら普通に便器を長年使用していても陶器に衝撃や負荷がかかることが皆無だからです。(故意の破損は別)

以前、名古屋にある大手メーカーの便器の製造工場を見学させていただきました。写真撮影はご法度なのでありませんが、その過程の中で便器のひび割れなどの欠陥が無いか厳重に検査しているラインもありました。これを見ると出荷の段階で「ひび」などが見落とされる可能性は極めて低いのではないかと思われます。

では何が原因で水漏れしてくるのでしょうか?

その主な原因は・・・

 そのほとんどが「ウォシュレット」からの水漏れです。

 

 

正式名称は「温水洗浄便座ですが、知名度からTOTO製のウォシュレットで話が通じてしまいます。 このウォシュレットから水漏れして便器を伝って床に漏れ始めます。

そんなことで床がびしょびしょになるの?とお思いでしょうか?そもそもウォシュレットは給水管から水を引き込んでいます。そこにも水圧がかかっています。その水圧を制御しながらウォシュレットは動作しています。

ウォシュレットにも水を溜めて温度を上げて洗浄ノズルから噴射するタイプを「貯湯式」と言います。またタンクを持たないタイプを「連続出湯式」と言います。

ウォシュレットの水漏れは修理できるのか? トイレの床が傷んでいませんか?予防や修理の方法 参照してください。

いずれの場合も水圧を制御して自身のコンプレッサーで水を噴射させているのです。使用する人数が多ければ多いほど、制御部品の消耗は激しくなるのではないでしょうか?ではどこから漏れてくるのでしょうか?外部に漏れることから洗浄ノズルではありません。

それはウォシュレット本体からと見て間違いないです。

 

 

ノズルユニットと呼ばれる部品には給水した水を温めてノズルに送るパイプがありますが、その連結部分から水漏れが始まってしまいます。つまりウォシュレット本体内で水が溢れ、組み合わされている継ぎ目あたりから水が漏れ始めてしまうのです。

今では写真のようにウォシュレットを簡単に脱着できるボタンが脇あたりに付いています。

ウォシュレット本体の右側下にボタンがあるかと思いますが、そのボタンを押してウォシュレットを取り外して裏側をよく見てください。どこからか水で濡れているところがあるかと思います。この底の部分は濡れていてはいけない所です。濡れている箇所が判明したら原因究明達成です。

 

 

便器の淵からライトを当ててみると水が流れ出ていた形跡や今も流れ出ている水の線がたどれるかもしれません。発見出来たらどうすればいいのでしょうか?止水栓を閉めるべきなのでしょうか?

トイレの止水栓を閉めてしまうとトイレ自体も流せなくなります。

ですからウォシュレットだけ水が止められる止水栓付きであればその栓をマイナスドライバーなどで閉めましょう。

だからといってすぐに水が止まる訳ではありませんのでタオルや雑巾などで吸水させるようになさってください。自分で交換する場合はこちらの記事を参照ください➡ウォシュレットを交換する時の注意点とは? 

してはいけないことは?

それは放置することです。水漏れをそのまま放置していけば被害が拡大します。防水のCFが敷かれているものの水はその下の床板に浸透していきます。根太や床板の腐食が生じて床が抜ける危険もあります。CFにシミが出来てしまうと取ることは出来ません。

マンションなどの集合住宅であれば階下漏水を起こしてしまう危険も起こり得ます。自分だけではなく他者に迷惑をかけてしまうかもしれません。被害によっては補償問題になり、思わぬ金額の請求を受ける可能性もあります。

自分で対処できないのであれば水道屋さんを手配しましょう!被害が出てしまう前に出来るだけ対応を早めにしていただければと思います。

更新日:2020年7月11日