台所の排水の流れが悪いのはホースのせいかも?

台所の排水が流れない

洗い物などをしていると、突然排水が流れなくなって溜まり始めてしまった、という経験はありませんか?長年使って行けばいつかは詰まることになります。いくら油分を流さないように注意していても排水は詰まることがあり得ます。こちらのブログも参照ください➡台所の排水が詰まる原因とは?

 

排水が詰まる原因はいろいろありますが、詰まりやすい状況も多々あります。今回のブログでは詰まりやすいケースとして排水栓から床下の排水管に排水させている「排水ホース」に注目しましょう!排水ホースは経年によっては硬化してしまい割れやすくなることもあります。

大抵、「排水ホース」が排水栓の下から伸びています。

しかし、この排水ホースが詰まりやすくなっている可能性があります。

その例はこちらです!

排水栓からの排水ホースがたるんでいます。この写真では分かりにくいかもしれませんが、手前側のホースが少し浮いています。つまり逆勾配になっているのです。こうなると汚れやゴミが排水ホースの中で滞留してしまうことが起こり得ます。




取り付けた当初は、問題無かったと思われます。そもそも排水は重力によって押し流されていくものです。そのため多少の勾配があっても流れてはいきます。しかし、年数が経つとホースの内部に汚れや油分が付着していきます。特にホースがこのようにたわんでしまっているとそこに溜まった排水が動かずに滞留します。時間が経って水分が揮発していけば排水中に含まれていたゴミや油分が沈殿していきます。

頻繁に流しを使う場合はまだいいのですが、たまにしか流さないということですと今言った現象が起こり排水ホース内で流れを堰き止めるものができてしまうのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単です。

排水ホースを交換しましょう!

排水ホースは簡単に用意できます。DIY店に行けばメーター売りしています。30Aのサイズが標準です。大体1mあたり¥400くらいになります。ホースには接続ナットが必要ですので、ご自分の排水ホースのユニオンナットと口径が同じものを接着剤で先端に付ければ完成です。大抵は40か50のものです。小さい方が40で大きい方が50と覚えておいてください。ユニオンナットがだいたい¥500前後かと思います。

 

 

あとはねじ込んで取り付けます。排水ホースが出来るだけまっすぐ伸びる状態にして取る付けます。長さは配管までぴったりの長さではなく余裕を持った長さにします。つまり短すぎないようにある程度、床下配管に差し込める長さをキープしてください。長すぎてもよくありませんのでご注意を。ホースに防臭パッキンがあればきちんとはめて配管に差し込みましょう。この防臭パッキンが無いと排水管からの排水臭が上がって来てにおいの問題が発生してしまいます。DIY店で一緒に購入してください。¥400前後です。

取り付けが完了したら排水テストを行ってください。水漏れが無いかチェックしましょう。手で触って水漏れしないか点検して問題無ければOKです。

古い排水ホースを見ると油脂詰まりがひどくなっているのが分かります。もし排水ホースが流れない原因でしたら、ぜひ参考にしてご自分で交換してみましょう。