トイレが詰まってしまった!
突然起きるのがトイレの詰まりです。
普段と変わらず何気なく使っていたのに、レバーで流そうとすると流れず便器内で溢れそうになってしまうことが起こります。幾度か経験のある方はそれほど焦らないかもしれません。 トイレ詰まりの原因の大半が「トイレットペーパー詰まり」です。
そんなに流したつもりは無いのに・・・と思われる方がほとんどです。なぜ詰まるのか?こちらをご覧ください!➡トイレの詰まりの原因はトイレットペーパー
詰まってしまったらしてはいけない事
詰まってしまうとパニックになりがちです。その時に注意していただきたいのは「周囲に被害を与えない」ことです。例えば、流れないないのに慌ててしまいレバーを引いてしまって便器から汚水が溢れさせてしまう方もいらっしゃいます。戸建ての場合は2階のトイレで、またマンション等の集合住宅にお住まいの方は特に注目していただきたいのですが、そうなれば・・・
溢れた汚水はトイレの床面に流れ出します。
すぐに排水を除去せずに放っておくと、戸建ての場合はほぼ直後に1階天井に漏水してきます。 しかしマンションや集合住宅ではすぐに漏水が始まらないことがほとんどです。まず排水がトイレ床面から床下のコンクリート(スラブ)に流れ込みます。そこである程度の排水を一時的に受け止めてもらえますが、コンクリートは防水できるものではありません。必ずひび割れや設置時の施工の仕方で隙間が生まれています。排水が溜まっていけばそうした隙間から水が下に漏れ始めてしまうのです。
ですから、絶対に便器からあふれ出させないように注意してください!
じわじわと漏れ始める排水
特にマンション等では漏れた排水がじわじわとしみ出てきますので、時間差が生じます。 特に階下の住民から言って来ないから大丈夫だと思っていると時間が経ってから天井から水漏れしはじめてしまうことがあります。
またその水が「汚水」であることも忘れてはなりません。
漏水被害が大きくなる可能性があります。漏れた天井や壁はもとより家電や衣服なども弁償しなければならなくなります。人の汚水が滲みてしまったものは二度と使いたくありませんよね?もちろん保険で対応されるかと思いますが、保険適用外で補償されなかったり、そもそも保険に加入していなかったりすれば加害者側が自分で全額補償しなければならなくなります。大変ですよね?
詰まったらすべきこととは?
自分で解決できないようでしたら、専門の水道屋さんを手配しましょう。
ラバーカップで試してもうまく解消しないなら、自力での解消は諦めてください。そして決してしないようにすべきなのは詰まっているに使用することです。時間が経てば少しは流れるから大丈夫などと勝手な推論を根拠に使用してしまうと詰まりが悪化してしまいます。
最悪なのはそれを繰り返してようやく業者を手配する方も過去にいらっしゃいました。こうなると単純に詰まり抜き作業だけでは済みませんので、追加作業が加わります。その分料金が高くなりますので、気を付けていただきたいと思います。
自動洗浄の機能をオフにしましょう!
自動洗浄機能付きのトイレをお使いでしょうか?
この機能は人感センサーが人の動きを感知して自動的にトイレの水を流してくれる機能です。使用後のボタンを押す必要は無く、自動的に便器の洗浄を行ってくれる優れた(?)機能です。 もし詰まってしまった場合は、すぐにリモコン内にある「自動洗浄ON/OFF」のボタンを押してONからOFFにしてください。そうしないと詰まって流れないのにセンサーが反応して流してしまいます。つまり排水が溢れ出てしまうのです。
手動操作にしている場合でも、誤って洗浄ボタンを押してしまうと流れてしまいます。
一番いいのは100Vの電源コンセントを抜いておくことです。電気が流れなければ自動運転はしません。誤って洗浄ボタンを押しても、自動洗浄オンのしていても作動しなくなります。それで詰まってしまったら、まずはコンセントを抜いておいてください!
業者を手配したら使用せずに待ちましょう。どうしても我慢できないなら近くのコンビニかスーパーのトイレを借りてください。用を済ませたら買い物などはせずに急いで戻り、業者と行き違いにならないよう気を付けましょう。水道業者は特に「トイレ詰まり」のお客様を優先して伺うようにしています。つまり早く解消させることがサービスの一環でもあります。そのため予定時刻より早めに来てくれることもあり得ます。そんな時に、遠くのお店のトイレを使いに行ってしまったり、悠長に買い物などをしていますと早めに現着した業者さんが困ってしまいます。ぜひご自宅でお待ちください。
水道屋さんはあっという間に解消させてしまいます。それは技術と道具の違いです。当然緊急サービスのため料金が高めなのはご容赦ください!