トイレ編」カテゴリーアーカイブ

トイレでの水のトラブルを取り上げます。

トイレタンクのサイフォン管の落とし穴とは?

タンクの中のサイフォン管とは?

トイレのタンクの中を覗いたことはありますか?

大抵タンクの中心あたりにポールのような筒が立っているのが見えます。この「サイフォン管」は水の流出を行うフロートバルブを動かすための支柱としての役目と「オーバーフロー」した場合の逃がし管の役目も負っています。

 

 

オーバーフロー」とは、何らかの原因でタンク内で水が止まらなくなってしまった場合に水がタンク内から溢れてしまわないようにポールの中に水が流れ込むようにして便器内に流す役割を果たしています。もしこのパーツが無いともしもの時は水が溢れて漏水事故が起きてしまいます。

サイフォン管(オーバーフロー管)は2種類あります

このサイフォン管もメーカーによって種類が異なります。

TOTOとINAXでは形状も動作も違ってきます。また便器とタンクの密結の仕方も違う物があります。口径もいろいろあるのでほぼタンクの品番に合った物でないと補修ができません。

今回は特に間違えてはいけないケースを取り上げたいと思います。

それは「タンクと便器の密結方法」の違いです。

 

 

TOTO製は密結パッキンを使った接続の仕方です。このパッキンにもタンクごとに種類がことなります。通常のものですと51mm用(91540E)と38mm用(91447S)になります。どちらも販売終了品なっていますが、ホームセンターや資材屋さんで手に入れることできます。

最近のものですと大でHH08007R(定価¥590税別)、小でHH0707R(定価¥910税別)のものになります。この品番を間違えると設置できません。よく調べましょう!その際にはこちらのサイトをご活用ください!➡http://www.com-et.com 検索窓にタンクの品番を打ち込んでください。詳細図などで関連部材なども調べることができます。

問題なのはINAX製(LIXIL)です。

INAX製は「密結式」と「ディストリュビューター」という方式のものに分かれます。

 

密結式の場合は、タンクと便器の設置部に「密結パッキン」を入れて取り付けます。しかしINAX製のタンクの中には「ディストリュビューター」という独自の接続方法を取り入れているものがあります。

 

 

サイフォン管をこの丸い部分(ディストリュビューター)に差し込むようにして取り付けます。パッキンは一切使っていません。タンクをきちんと差し込めないと水漏れしてきてしまいます。このディストリュビューターの場合のサイフォン管は以下の2種類に限定されます。

どのサイフォン管ならいいのか?

1つは「TF-1810C」(定価¥2,900税別)です。下の図は寸法が載っています。「D」の内径に注目すると58パイになっています。つまり通常のサイフォン管が最高でも51パイですので、このディストリュビューターの便器には設置不可となります。

 

 

もう1つは「TF‐2820C」です。(定価¥4,000税別)これは「大」と「小」の切替ができるパドル式になっています。このサイフォン管も内径は58パイになっています。この2つのいずれかのパーツでないとディストリュビューターの便器には取り付けができないことになります。

ディストリュビューターが変形または破損した場合

ディストリュビューター側が破損してしまっている場合には交換しなければなりません。しかし、この部品はINAXからは仕入れることができません。

INAXの製品検索サイト「いいナビ」でも品番を検索できません。どうしたらいいのでしょうか?まずはタンクの品番を探してください。「DT‐…」「GDT-…」の後に数字があるかもしれません。それがタンクの品番です。その品番で検索してみましょう。

見つかりましたら、その製品の「分解図」を開いてください。「ディストリュビューター」の品番が読み取れるかもしれません。「CF-883D」「CF-881D」「CF-882D」などと書かれていませんか?もし分かれば取り寄せが可能です。

下記のネット販売店で扱っているようです。今現在は店舗改装中とのことでサイトが開けない状態です。直接メールでお問い合わせしてみてください。

水まわりの専門店 サンワ 金森 大輔
e-mail:y-sanwa@shop.rakuten.co.jp,y-sanwa_2@shop.rakuten.co.jp
TEL:03-6336-8406

INAX製のサイフォン管を交換する際には、くれぐれもご注意ください!