毎日使う洗面台でトラブル?
洗面台で普段通りに使っているとなぜか洗面台下に水漏れしていることはありませんか?
その原因には幾つか考えられます。
- 水栓金具の故障からの水漏れ
- 排水金具からの水漏れ
- 給水管・給湯管・止水栓からの水漏れ
今回は2番目の「排水金具」からの水漏れについて取り上げたいと思います。
排水金具からの水漏れ
洗面台ボウルには必ず排水口があり、排水トラップ管がその下に連結されています。その金具が突然破損するという事例が起こり得ます。特に樹脂製の排水トラップに生じています。良くある事例を取り上げましょう。
この洗面台は「パナソニック製」で型番は「GYGQM75KSCW」となります。溢れ口が丸く開いているのが特徴です。排水口の部分に目を向けてみるとステンレスの金具が取れています。水栓の横に置いてあるのがそれです。
このステンレスの排水金具が外れた場合は修理は不可能です。なぜなら本来この部分は下の排水管と一体になっているものだからです。表面のプレートだけ外れた場合はその部分が割れてしまったことを意味しています。一度割れて外れたものは再装着はできません。
どうやって修理したらいいのか?
洗面台排水栓トラップごと交換することで修理できます。
この洗面台排水栓トラップは32mm用のゴム栓式の標準タイプのもので交換ができます。今回は三栄水栓製の「PH778-32」洗面台排水栓Sトラップで交換していきたいと思います。 定価¥3,500(税別)となります。お近くのホームセンターでも購入することができますが画像クリックして購入できます。
SANEI 洗面排水栓付Sトラップ オーバーフロー用 パイプ径32mm 樹脂製 PH778-32
では交換の手順を解説しましょう。
まず既存の排水金具をきれいに外してください。オーバーフローのパーツはそのまま使用しますのでそれは外さないでください。ゴムパッキンもそのまま外さないようにしてください。
新しい洗面台排水栓Sトラップを用意してまず排水口の部品から取り付けします。取り付け部分が汚れていますのでよく掃除しましょう。説明書にもありますが洗面台ボウル側にパッキンが1枚あり裏側に分厚い差し込みパッキン(山型)があります。こうしたパッキンが水平にハマるように取り付けましょう。
注意点があります。
このタイプ(樹脂製)の取り付けナットも全て樹脂製ですので工具でギューギュー締め付けしないようにしてください。使用される場合はある程度でやめておいた方が賢明です。どうしても樹脂なので工具だと簡単に締め付けられる分、締め過ぎて破損させてしまうことが起こり得ます。
一度割れてしまったり、ひびが入ってしまうと「OUT」です。残念ですが部品を買い直して新しいものを付け直してください。無理に続行して仮に取り付けられたとしても時間が経てば破損した部分から水漏れしてきます。面倒でもそうしてください。
取り付け後は排水テストをしましょう
排水栓がきちんと装着できているか排水テストを行ってください。水を流して一旦止めて数分置いてください。それから洗面台下の取り付け部分などを点検してください。水が漏れている場合は締め方が甘い場合があります。上記の破損の危険を加味して締め付けてください。
再度テストを行って問題なければ終了です。お疲れ様でした!
同じパナソニック製の洗面台でもいろいろなタイプのものがあります。口径などを良く調べてタイプに合ったものをご用意ください。自分で修理が難しいと思われる方は「パナソニックLSテクノサービス株式会社」で対応しています。http://sumai.panasonic.jp
排水からの水漏れでは無い場合
冒頭で取り上げた洗面台の水栓金具からの水漏れの場合は、水栓の修理または交換が必要になる場合があります。こちらのブログも参考になります!Panasonic洗面台水栓のホースから水漏れしてきたら
修理を依頼したい!という方はこちらを!
「パナソニックLSテクノサービス株式会社」
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型番や状況などを詳しくお伝えすると大変助かります。洗面台下の扉の開けた壁側にシールが貼ってあるかと思います。その品番や製造ナンバーなどをメモして控えおきましょう。
2021年7月29日