トイレのレバーが空回りするのはなぜ?

トイレ使用後にレバーが空回りする

流そうとしても流れない!どうしてレバーが効かなくなるの?

慌ててしまうことありませんか?一体何が原因なのでしょうか?・・・主な理由はレバーと排水弁(フロートバルブ)のチェーン(玉鎖)が外れているか・切れているからです。どうしてそうなってしまうのでしょうか?INAX製(現LIXIL)のタンクの場合を取り上げてみます。

 

 

特に「大・小」の切り替えができるレバーのタイプは写真のようにカップと連結しているはずの玉鎖が外れています。玉鎖の連結はプラスチックの嵌め込み式になっています。ここが自然に外れる場合は再装着できてもすぐに取れてしまいます。

このパーツは「A-2187フロートカップと言う物ですが、廃盤品でもあるためそれだけ取り寄せることは極めて困難かと思います。しかし「大小切り替えフロート弁TF-2820Cはまだ入手可能です。つまり排水弁ごと交換すれば直すことが可能になります。

 

 

ただしこのパーツを交換するにはタンクを取り外さなければなりません。自分で交換したいと言う方のために手順をご説明致します。まずは養生シートなどを敷いてタンクを取り外して作業できるスペースを確保してください。以下の順番で行ってください。

  1. 止水栓を閉める。(水を止める。万一閉めにくいならメーターの元栓を閉栓)
  2. タンク内の水を流して空にする。
  3. 給水管を外す。
  4. 便器とタンクを固定させている密結ボルトの6角ナットを外す。
  5. タンクを持ち上げて作業スペースに持ってくる。
  6. タンク下部裏のプラスチック製の回転ナットを外す。
  7. タンクからフロート弁(サイフォン管)を抜き取る。
  8. 新しいフロート弁を差し込んで回転ナットで固定する。
  9. タンクを便器に取り付ける。(密結ボルト取り付け・給水管連結)

 

 

特に工程9で注意点として便器側の「ディストリュビューター」に排水弁を差し込む際にきちんと差し込まないと水を流した時に水漏れしてきてしまいます。ディストリュビューターとは何か?はこちらをご覧ください!▶️トイレタンクのサイフォン管の落とし穴とは?

取り付けが完了したら水を出してテストしましょう。タンクレバーにフロートバルブの玉鎖のフックを掛ける場合、大小のレバーの動きに丁度良い長さに調整してください。短過ぎても長過ぎてもレバーがきちんと機能しなくなります。フックを掛けてからレバーを動かして大・小が機能するか試しながら決めてください。


LIXIL(リクシル)INAX 大小切替フロート弁 TF-2820C
 

単に玉鎖が切れた・外れたと言う場合

玉鎖が外れた場合は、もう一度取り付ければ問題ありません。フックが切れてしまったらフロートバルブごと交換しなければなりません。ゴム製のタイプがほとんどかもしれませんが中には変わった形の物もあります。ゴム製の場合はこちらを参照ください▶️フロートバルブを交換する方法

TOTO製のパドル式の排水弁の場合

パドル式とは樹脂やプラスチック製の排水弁のことで、箱型やプレート型があります。箱型の排水弁には「HH08008Z」があります。定価¥2.650(税別)になります。

 


TOTO 排水弁部 HH08008Z
取り付けの仕方は爪の部分に嵌め込む方式になっています。外す時も爪から真上に引っ張ると外れます。仕組みを考慮に入れて脱着してください。

プレート型は「TH444-7R排水弁バルブ部が主流です。定価¥2.900(税別)になります。脱着方法は上の排水弁と同じです。プラスチック製のサイフォン管の爪に嵌め込みます。

 


TOTO 排水弁バルブ部 TH444-7R
 

このパーツはチェーンが切れた時だけではなく、便器側にチョロチョロと水が漏れてくる場合にも交換することで水漏れが止まることが多いです。一度水を抜いてフロート弁の下のゴム部分を触ってみてください。指が真っ黒くなるようですと溶けている証拠です。交換しましょう!

 

 

トイレは水が流れて当然だと思っていませんか?でも実は様々な制御部品があって便利は水洗トイレとなっているのです。1日何回トイレを利用しますか?平均的な使用回数は1人あたり1日5〜6回と言われています。

家族の人数で掛けると1日の使用回数が大体分かりますね。

使用頻度があればあるほど設備の消耗は早くなります。特に制御部品の劣化は激しいのでその都度修理して行くしかありません。ただ闇雲に業者に任せると悪くもない部品まで交換させられてしまいます。そうなるのは不本意と思われるならぜひ自分で直せるものは直していきましょう。

このブログはそれを応援するために立ち上げています。ぜひご活用ください!