トイレの水が止まらない原因はレバーの不良かも?

トイレの水がいつまでも流れ続けてしまう

こんな症状を経験したことはありませんか?

いつもはレバーを動かして水を流すと水が溜まると止まっていたのに、何だか水が流れ続けている状態になっているかもしれません。その原因の1つがタンクレバーの動作不良です。

タンクレバーにも幾つか種類があります。

  1. 大と小が選べるタイプ
  2. 大しか流せないタイプ(ワンレバー)
  3. 自動(ボタン)で流せるタイプ

特に1と2のタンクレバー(別名:レバーハンドル)で起きる事象を取り上げてみたいと思います。まずトイレの水はどうやって流れるようになっているのでしょうか?

トイレに水を流す仕組みとは?

 

 

トイレはロータンクと呼ばれる水を溜めるタンクに10リットル前後の水を溜めています。タンクレバーを回転させることで鎖などで繋がれているゴム製のフロートバルブ(分からない方はこちらを参照⇨フロートバルブとは何か?)を持ち上げて一気に便器内に水を流し込む仕組みになっています。

その水の勢いでトイレットペーパーや汚物などが下水へと流し出されます。ある一定量の水が無ければ流れがわるくなります。したがって水がロータンクに溜まらないというトラブルもありますが、今回はそこには触れずにタンクレバーだけに絞って取り上げます。

タンクレバーが壊れる(劣化)とどうなるのか?

タンクレバーが故障するとレバーが固着して動かなくなったり、動かした位置で止まったまま固まってしまう事象が起きます。フロートバルブが閉まらずタンクからの水が便器内に流れ続ける状態が続きます。中にはレバーのシャフトが折れたり変形したりして動作しなくなるケースもあります。

ではどうしたらいいのでしょうか?

解消法その1

タンクレバーは固着して回転しなくなる場合は、オイル(潤滑剤)を注入することができます。レバーのシャフトに錆が生じたり、若干の変形が生じることも起こり得ます。つまり動きが悪くなることが原因です。

 

 

回転する軸の部分に潤滑剤を噴霧してみましょう。一番有名なのは呉工業(株)KURE5−56かもしれません。会社のHPのリンクはこちらをどうぞ⇨https://www.kure.com


こちらかご購入いただけます!
 

少し回転させながら潤滑剤が馴染ませるようにしてください。これだけでも動きが変わってくるケースも多くあります。他にも水栓用シリコングリスなども活用できます。

解消法その2

金属製のタンクレバーの場合、微妙に変形していたり、誰かが意図的に曲げていたりするケースもありました。その理由として考えられるのは、タンク内で何かを落として取ろうと手を入れる際にレバーのシャフトを曲げてしまうというパターンやフロートバルブの玉鎖が長く、フック側で調整せずシャフトを曲げて調整しているパターンもありました。以下の写真がその時のものです。

 

 

本来ならタンクに水平になっているはずのレバーシャフトが意図的に曲げられています。このような状態ですと変な癖がついてしまい、フロートバルブが正しく閉まらなくなる危険があります。もしこのような変形があるようでしたら正常な位置に戻すことで解消することがあります。

 

 

ただし!戻す際にはゆっくり慎重にやりましょう。荒っぽくすると根元で「ポキッ」と折れてしまう危険があります。力を入れつつも徐々に曲がりを戻すようになさってください。もし折れてしまったら仕方がありません、レバーを交換しましょう。

またフロートバルブの玉鎖の長さを調整してください。レバーを回転させてきちんとフロートバルブが開いたり閉じたりできる長さにしましょう。玉鎖はフックから簡単に外せます。丁度いい長さのところでフックを付ければOKです。

なかなか元に戻らないという場合や破損しているような場合はレバーを交換してください。下のマルチタンクレバーがお勧めです。どのメーカーでもどのロータンクでも大抵取り付けること可能です。外国製や特殊なタンク以外は大丈夫です。

 

LIXIL製ですが他メーカーでもOKです

マルチ型のタンクレバーになっています。
 

自動レバーハンドルの場合

今ではリモコンで自動洗浄できるトイレも多くなっています。電動式のレバーハンドルの故障や不具合は簡単には直りません。

 

 

自動型のレバーは電動モーターが搭載されています。中には電気的な故障が生じて作動しなくなったり、樹脂製のシャフトが途中で折れてしまったりしたケースもありました。こうなると修理は極めて困難でレバー部自体の交換になってしまうことがほとんどです。

電動型から普通のタンクレバーに交換できますか?

電動型はリモコン操作や温水洗浄便座とも連携していることが多く、タンクレバー単体で交換できないことがほとんどです。またタンクの仕組みも他と違っているため取り付けができない場合が多いです。

一般の水道屋さんでも在庫していないと思われますので、一番早いのはメーカーメンテナンスを手配することです。それによって修理が可能か、部品供給が既に終了しているかの判断が的確になります。こちらのリンクからどうぞ。

TOTOメンテナンス 

https://www.tom-net.jp

INAX(LIXIL)メンテナンス

https://www.lixil.co.jp

その他のメーカーの場合は、タンク横または正面にあるメーカー名からネット検索していただければと思います。どのメーカーも保証期間以外の修理依頼は全て有償になりますので、予め費用もご確認いただければと思います。

トイレの水が止まらないことの原因がタンクレバーであれば早急に対処しておきましょう。参考になれば幸いです。