リフォームとリノベーションの違い
最近よく聞く言葉に「リノベーション」というキーワードがあります。この言葉と同一視されるのが「リフォーム」です。しかし、この言葉には実は違いがあります。
「リフォーム」とは、主に老朽化した建物を新築の状態に戻すことを指します。英語の「reform」は「悪い状態からの改良」を指す言葉で、例で言えば、マンションやアパートで入居者が引っ越した後、次の入居者が住む前に元の状態に戻すことです。老朽化していて、汚れていたり、壊れていたりする部分を直したり、新しくしたりする、つまりマイナスの状態からゼロの状態に機能回復をする意味のことです。
これに対して「リノベーション」は既存の建物でありながら、その性能を新築の状態よりも向上させる、あるいは価値を高めるというものです。リフォームがマイナスからゼロの状態に戻すに対して、リノベーションはプラスαをして新たな機能や価値を高めることを指します。特に取り組み安いのが蛇口です。
リノベーションできる蛇口とは?
まずはハンドル式の蛇口をご使用の場合です。もちろん単水栓をお使いであれば難しいかと思いますので、混合水栓の場合として考えます。ハンドル式はどうしても「ひねる」という動作が必要です。徐々に閉まりが悪くなるのは仕方がありません。
特にハンドル式の致命傷になるのがパッキンの劣化です。こちらも参照ください!➡蛇口のハンドル式は必ずパッキン交換できるとは限らない ゴムを使っている以上、摩耗は避けられません。 修理が必要になります。自分で交換出来ればいいのですが、難しいという方はこの機会にリノベーションを図るはいかがですか?
混合水栓の場合、お湯と水を分けて出し止めするよりもレバーで自由に両方使える方が機能的に非常に便利です。手でハンドルを回す手間は蛇口の周りが水浸しになる他、水垢や黒カビの発生しやすい状態を作り出してしまいます。レバー式はそのような心配やリスクがぐんと減ります。
お風呂のシャワー水栓はどうですか?
お風呂でのシャワーの際にハンドル式を使っている方は、設定温度で使う分には問題ありませんが、お湯と水を調合して適温を使用するようなマンションや住宅でしたら、サーモ式レバー水栓にリノベーションされることをお勧めします。
サーモスタット(温度調節機能)がありますので適温を蛇口側でいくらでも調節できます。熱くすることも緩くすることもサーモスタットで調整してレバーを動かすだけです。非常に簡単で便利です。シャワーとカランの切り替えもいちいち切り替える必要もありません。レバー1つで自在に使用できるのです。
蛇口1つでとても快適で便利な生活ができるのは素晴らしいことではないでしょうか?毎日使うものこそリノベーションして日頃のストレスを無くすようにできます。どんな蛇口があるのか?少し見てみませんか?ネットやDIY店などが近ければ暇な時にお調べください。実際にご自宅に取り付けができるものとできないものとがございますので、詳しくは販売店や専門業者にご相談ください。