エコキュートとは?そのメリット・デメリットとは?

エコキュートとは何か?





エコキュートとは、「ヒートポンプ」(空気熱を利用する)技術を利用してお湯を作る給湯器のことです。この給湯器が省エネで環境にやさしいと言われる理由は、1の投入エネルギーで3の熱エネルギーをつくるところです

この「ヒートポンプユニット」とは横に設置されている室外機のファンを回して外気の熱を吸収し、その熱を圧縮機で圧縮し、温度を上げます。温度の上がった冷媒の熱で水を加熱します。その熱くされた水が「貯湯タンクユニット」に溜められていくというシステムです。





エコキュートのメリットとは?

従来の給湯システムより使用エネルギーが30%も削減できるものと言われています。このシステムは安い夜間電力を使用し、夜間のうちにタンクにお湯を沸かして溜めておきます。では「電気温水器」と何が違うのか?と言えば、先ほど挙げたようにエコキュートはヒートポンプ技術を使ってお湯を沸かすのに対して、電気温水器は単に電気ヒーターを使ってお湯を沸かしています。

仕組みは前にも触れましたが、ヒートポンプユニットは熱を集める「室外機」を動かして空気中の熱を集め、集めた熱を圧縮することで高温にし、その熱を利用して水を温めています。電気温水器との違いは、電気温水器は常に電気の熱を加えて温めていますので電気を多く使います。その分電気代がかかります。エコキュートは1度ヒートポンプで加熱したら溜めておくだけなので省エネで環境にやさしいことや電気代を節約したいという方にはお勧めとなりますね。





エコキュートのデメリットとは?

エコキュートのデメリットと言えるのものは、タンクの容量のお湯しか使えないという点です。例えば、ダイキンのエコキュートの場合、タンク容量が320L・370L・460Lの3タイプから選べます。目安として320Lでは2~3人の世帯向けで、370Lで3~5人、460L4~7人になります。

もちろんご家庭によって使い方や使う量は異なりますが、タンクに溜めた分のお湯しか使えないためイレギュラーなお湯の使い方をしてしまうとすぐに無くなってしまうことになります。そのためリモコンに「お湯の残量」が必ず表示されるようになっています。来客などで急にシャワーの回数などが増えたりすると残量が目減りしていき「あと何L」という警告表示が出てしまいます。

タンクの容量以上に使ったらどうなるの?






例えば4人家族でも、台所で200L・シャワーで200L・洗面で100L・湯船で200Lという感じで使われています。合計すると700Lになります。え!もう使えないじゃん?と思われるかと思いますが、実は違います

エコキュートのタンク内に作られたお湯は80~90℃で維持されています。つまり、実際にお湯を使う際には「」を足して適温にしています。設定温度が40℃であれば加水されてお湯が使われますので実際にはタンク容量の倍以上のお湯を使うことができるのです

お湯を沢山使いたいから最初から大容量のものを設置した方がいいのか?という考えは不正解となりますね。もちろん「大は小を兼ねる」ということわざもありますので、あることに越したことはありませんが、家族構成や住んでいる地域性(寒冷地か温暖地域か)などによって使い方も変わっていくかと思います。

結論として・・・

このエコキュートは名前の如く、エコロジーの設備であることは間違いありません。つまり溜まったお湯が電気によって保温されることはありません。いわば大きな「魔法瓶の給湯ポット」のようなものになるのです。ですからお湯を使う度にガスや電気を使う従来の給湯システムとは大きく異なるものでもあることが分かります。

この給湯システムを導入するにあたってはマンションや集合住宅では個別に設置できないという点も忘れないようにしてください。それでエコキュートに入れ替えるかどうかを考える上でメリット・デメリットをよく検討した上でお決めいただければ幸いです。