ぼったくりの水道屋さんにはご注意を!

定価のない水道業界

水回りのトラブルで業者を手配します。しかしその業者が本当に良心的かどうかは呼んでみないことには分かりません。今は昔と違ってすぐ電話帳(タウンページ)で調べるよりもスマホやPCのネットで検索して業者を決めることがほとんどかもしれません。慎重な方は口コミサイトなどを調べたり、レビューのような記事から評判を見ようとします。正直言って、その違いは「料金」ではないかと思います。つまり修理や交換作業に標準価格というものがありません。各業者が勝手に定めた料金システムに沿って決まることがほとんです。

失敗しないために注意すべき点

1、料金表が設定されているか?

大抵の水道業者は自社のホームページを開設しています。そこには目安となる「料金表」が表示されているはずです。もし「現場見積もりのみ」で謳っている場合は、要注意です。つまり基準になる料金が何も無いと作業者の言い値になってしまう場合があります。電話して見積を尋ねると一方的に「そんなの見なきゃ分かりません!」なんて言う業者は危険です。親切な対応ができる会社を選んでください。

2、作業前に見積もりを伝えているか?

作業員が到着して現場を確認すると何も言わずに作業を始める場合は「大変危険」です。作業後に支払いの段階で、自分なりの予想金額で支払いができると思ったら大間違いです。大抵は予想外の高額になるケースがほとんどです。親切な業者なら症状を確認した時点で見積もり金額を伝えられます。私の場合詰まり抜きなどの不特定要素が関係する場合は、作業内容を説明し、概算見積もりを伝え「最悪のケースで¥~円になる可能性がありますがどうされますか?」と伝ることができます。その時点で「高い!」と感じるならお断りすることができます。呼び出した業者を前にして「言いずらい」と言われるかもしれませんが、訪問販売の法律も定められていますので勇気を持って毅然と言うようにましょう!

3、明細書によく分からない項目が無いか?

作業後に請求金額の明細書を貰う訳ですが、その明細をよく見ると訳の分からない項目がある場合があります。よくあるのが「作業着のクリーニング代」です。確かに詰まり抜きの作業で排水処理などしていれば汚水が付着することがあるかもしれませんが、それが当たり前の仕事です。当然汚れても構わない「作業着」で来ている訳ですから、それを料金に含めるのはナンセンスと言わざるを得ません。同様に「道具の清掃代」とか交通費の名目で「高速料金代」など本来の作業には関係のないものを挙げて金額が高くなっている場合があります。納得できない項目はどんな料金なのか尋ねましょう。

最後に水道屋である私がこのような記事を書いているのは、依頼されるお客様の中に上記のような業者によって嫌な感情を持たれていることをお聞きするからです。特に若い女性やご年配の方に被害が多いように思えます。気の弱い立場を利用して強気に請求するという事がしばしば起きているようです。確かにデリバリーサービスであるが故に、料金が割高であるのは仕方の無いことですし、私も格安料金では対応しておりません。それなりのコストがかかっているため仕方がありません。




しかし、すべてをご説明し、ご納得いただいて上で作業させていただいていますので、これまで料金トラブルになったことはほとんどありません。もちろん料金が予想より高いため、その場でキャンセルいただく事例も多々あります。業者によっては会社のノルマやコストを厳しく言われているため何が何でもお金にしなければ、という意識が強い作業員もいます。そういった業者はこの仕事の意義を見失っていると言わざるを得ません。

困っている人の役に立つ仕事

弱みに付け込んで金品を請うことはいわば犯罪に等しいことだと思います。水のトラブルで今生活に支障をきたしている人の足元を見て高額の作業料金を請求するのは、自分たちの仕事を貶めていることに他なりません。もう2度と水道屋さんを利用しない!と決意させてしまえば、それだけ仕事が減っていくという事です。自分で自分の首を絞めることになっているのです。

逆にまた何かあったら呼んでみたい!と思わせることこそが我々水道屋の使命だと思います。困っている人がトラブルを解決できて喜んでいる姿を自分の喜びとすることができるかできないかでその業者の良い悪しが決まります。水道の故障は人生で頻繁に起きるものではありません。人生で1度か2度しか遭遇しない経験です。その一期一会を大切に今日も仕事に専念していきたいと私は思っております。