洗面台編」カテゴリーアーカイブ

洗面台での水のトラブルを取り上げます。

洗面台の排水が詰まってからしてはいけないこと

洗面台の排水が悪くなる

朝の身支度や洗顔や歯磨きなど、毎日使う洗面台。

突然、排水が溜まりだして「あれ?」と思われることもあるかもしれません。何も物を落とした訳でもないのに流れが悪い?どうしよう?となります。

そこで一番最初に思いつくのが「パイプ洗浄剤」です。

テレビのコマーシャルでも「この洗浄剤を使えば一気に汚れや詰まりが一掃できます!」みたいな宣伝文句を謳っています。そこでスーパーやドラッグストアーに駆け込んでしまう人も多いのではないでしょうか?

排水が詰まる原因はなにか?

排水にはいろいろなものが流れます。主に配管に付着してしまうのは「油分」です。

 

 

洗剤や整髪料や歯磨き粉などが水分と混ざり、配管内部に付着していきます。洗面台で靴下や衣類を洗濯している方もいらっしゃるのではないでしょうか?皮脂汚れも油分になります。

他にも洗髪用のシャワー水栓ですと「シャンプー台」として洗髪する方もいます。シャンプーの洗剤や髪の毛なども流れ込みます。整髪料やワックスなどの洗い流された水にも油分が含まれています。

こうした要素が排水詰まりを引き起こしてしまうのです。

 

なぜパイプ洗浄剤を使うといけないのか?

決していけない訳ではありません。

これまでの経験上「ほとんど効果がない」ということが言いたいのです。

なぜなんでしょうか?

まず洗面台の排水管の形状をイメージしてください。どうなっていますか?実際に洗面台の下の扉を開いて確認してください。大抵は「トラップ」になっています。つまり臭気止めのため「Sの字」になっているはずです。

汚れが一番溜まりやすいのは「Uパイプ」と呼ばれる一番最初の曲がり部分かもしれません。しかしそこだけに汚れが付着する訳ではありません。その他のパイプ部分にも等しく付着してしまうのです。

油分が配管に付着すると簡単には取れません。皆さんも食器やフライパンの油が洗剤を付けてもなかなかヌルヌルして落ちにくいことはご経験済みではないでしょうか?それが配管でも起きているのです。

洗浄剤を排水口から流したとしてどれだけその効力を保ったまま汚れの元にたどり着くでしょうか?イメージとしては配管の内側に満遍なく洗剤が行き渡っていくように考えていますが、実際は一瞬で排水が流れて行くだけです。

パイプ洗浄剤が逆効果になる理由

排水が詰まって溢れてきたら慌てて洗浄剤を大量に流し込む方も多くいます。

しかし、実はこれは更なる詰まりを誘発させてしまう行為なのです。

つまり、もともと少しは排水出来ていたものの詰まりの表面部分を中途半端に溶解せさせることになり、溶けた汚れが詰まっている配管部分を完全に塞いでしまうからです

こうなるとどうしようもありません。

どうしたらいいの?

自分で配管の分解清掃を試みる方もいます。その場合はこちらを参考にしてください。洗面台の排水が悪い時の解消法 配管によっては手を付けてはいけない場合もありますのでご注意ください。

それが難しい場合は・・・

専門業者にお願いしましょう!

自分で何とかしようとしても無駄です。時間と洗剤代の無駄になります。もちろん作業費は覚悟しなければなりませんが、背に腹は代えられません。長引くとそれだけ生活に支障を来たします。早めに解決させるようにしましょう!

 

 

プロは詰まり抜きのための専門の道具を持っています。場合によっては排水管そのものを交換しなければならない場合もありますが、大抵は洗浄作業で解消できます。

構造を理解されている方はトラップ管の分解清掃も可能ですが、分からない方はプロに掃除してもらうことが賢明です。外すことは簡単ですが、元に戻すことが難しい場合があるからです。戻せたと思っても水漏れがしてしまうケースも多々あります。

 

きれいに流れるようになったら

掃除をしてもらってきれいに流れるようになったら、予防の意味でパイプ洗浄剤を使いましょう。結論的な見解ですが、パイプ洗浄剤は「治療」に使うよりも「予防」に使う方が効果的と思われます。

 

これまでのご依頼者の感じから10年過ぎたあたりからこの排水詰まりの症状が出始めています。最近流れが悪くなったな?と思われる方は早めに対策を講じましょう。排水管の詰まりを抜く道具 電動トーラー機

キッチンでも同じ

この症状はキッチンでも同じです。油分の排水量を考えれば、洗面台よりも詰まる時期が早いかもしれませんが、同様にパイプ洗浄剤を不用意に使っても詰まりを悪化させてしまうだけです。また他の原因も考えられます。こちらからどうぞ➡キッチンの排水の流れが悪い原因はWトラップ

いずれにしても・・・

自分で直せるものとそうでない無いものを見極めて時間や費用を賢く用いるようにしましょう。もちろん自分で何とか直したいという方はこのブログの以前の記事を参考にしてただければその方法なども取り上げています。どうぞご活用ください。