蛇口の修理をしたい時の交換部品の調べ方

水漏れを自分で直したい!

キッチンや洗面台や浴室などで蛇口が水漏れしてきたらどうしますか?10年〜20年ご使用であれば必ず何らかの水漏れが始まってしまいます。一番最初に考えるのは「修理を業者に連絡しなければ?」ということではないかと思います。

しかし!

水道業者に修理を依頼すると大抵「水栓丸ごと交換しないと駄目」という診断です。もちろん修理するより交換した方がいい場合もあります。ただ水道業者はあくまでもビジネスであってボランティアではありません。必ず利益を追求してきます。

利益が上がる手段が「蛇口交換」なのです!なぜかと言えば蛇口の仕入れをなるべく安く抑えて定価や少し高額で販売します。もちろん作業費もきちんと取られます。その結果5〜6万円が相場になってしまうようです。「仕方がない」と諦めるべきでしょうか?違います!

自分で簡単に修理できます

でもどうやってできるの?と思われるかもしれません。このブログではこれまで蛇口の仕組みや修理の方法などを解説してきました。でも方法を学んでも「どうやって部品を特定したらいいの?」と疑問に思うかもしれません。今回はその手順を解説していきます。

TOTO製の水栓の部品を調べる

まずご使用の水栓金具の品番を調べてみましょう。大抵は水栓金具の下側の部分にラベルシールが貼ってあります。TOTO製品でしたら頭文字は「T」で始まっているかと思います。大抵はアルファベットと数字の羅列になっています。品番が判ればこちらのサイトで調べます。

 

 

TOTOと検索すると「COM-ET」コメットという業者向けのサイトがあります。そこから部品の検索ができます。➡️(https://www.com-et.com/jp/)商品情報の検索窓に水栓の品番を打ち込んでください。水栓金具の詳しいデータが出てきます。その画面の分解図を見ます。

 

 

この分解図を見れば水漏れ箇所によって部品の品番が拾えます。例えば水栓の吐水口から水がポタポタ漏れてくる場合は、水栓カートリッジが壊れている可能性があります。カートリッジも水栓金具の品番によって種類が異なります。この分解図で正確な品番が分かります。上記の洗面台水栓の場合は・・・

 

 

THF7R」という品番が分かります。この品番をネット通販サイトで検索しましょう。Amazonをご利用でしたら、商品検索するとこのように出てきます!幾つか出品者が違うので同じものが並んで出てくる事もありますが、お届け日や送料、価格で一番安いものを選ぶこともできます。

 

 

この方法で浴室シャワー水栓であったり、キッチンの水栓であったり、品番から簡単に修理部品を特定できます。ただ、中には「古すぎて出てこない?」とか「品番が分からない?」といった場合もあります。その場合はどうすればいいのでしょうか?

水栓金具品番特定システム「見つかるちゃん」を活用する

品番が分からないという水栓金具も多いかと思います。そんな時はこの「見つかるちゃん」を使って今ご使用の水栓金具を特定することができます。水栓金具の種類を選別して同じ条件で検索します。➡️ https://search.toto.jp/MitukaruChan/Pages/SelectSetPlace.aspx

 

 

例えば、キッチンの水栓でかなり古いタイプである場合は、「キッチン」をクリックしてください。そうするとキッチン水栓のタイプ別に選択できるようになっています。同じタイプにチェックして、ハンドルの形状も選んでチェックすると「該当〇〇件 この条件で絞り込む」と出てきます。

 

 

そうすると検索結果の一覧が見れるようになります。その画像を見てご自分の使っている水栓金具に一番似ているものを選んでみましょう。これだ!と思ったものの画像をクリックすると詳細情報画面になります。

 

 

 

その画面の下の方に同じく「分解図」が見れるようになっています。その分解図から直したいパーツの品番を特定することができます。部品の特定が出来ましたら、上記のように検索して販売されているか?を確かめてみましょう。メーカーでは既に廃番品の水栓部品は降ろしてはくれませんので通販サイトで検索した方が早いです。中にはお近くのホームセンターでも入手することも可能です。詳細は店頭でお尋ねください。

 

部品は入手できるが、どうやって交換できるのか?

部品は分かって入手できたとしても、どうやって交換したらいいのか分からない?という方もいらっしゃるかと思います。専門家に聞くこともできないしどうしたらいいのでしょうか?ここはやはりネット時代の恩恵に預かりましょう。

ネット検索で「キッチン水栓 水漏れ カートリッジ交換」とキーワードを打ち込んで検索をかけます。その際に何か記事が出てきますが、何かのブログ記事の文章で解説されていてもただ難しいだけになりますよね? そこで裏技は・・・

「画像」で検索するのです!

 

 

そうするといろんなキッチン水栓を工事している投稿画像が出てきます。自分の使用している水栓金具に近い感じの修理している画像を選んでみてください。その画像をさらにクリックします。すると画像の欄の「表示」をクリックします。するとその出どころとなっているブログ記事などが表示されます。

そういった記事を片っ端から画像付きで見ていくのです。そうすると中にはピッタリの水栓の修理した過去記事を探し出すことができます。意外に詳しく解説されていてそれを読むだけでも作業の手順が分かります。中には注意点を指摘していたりして失敗しないように助けられます。

今回はTOTO製の部品特定についての方法を取り上げましたが、同様にINAX製やKVK製などもメーカーのサイトで調べられるものがあります。また修理するためには道具も必要になります。こちらの記事も参考にして、用意できるかと思います。➡️  水道修理 道具箱にいつも入れてる道具

自分で直せればかなりの節約にもつながります。また悪徳業者は調べもせずに「修理では直せない」と平気で言います。しかし調べれば交換パーツがあり、簡単に直ってしまう場合が多いのです。ぜひ知恵を身に付けて悪徳業者に騙されないように注意してください!