シャワーヘッドを交換するメリットとは?

シャワーヘッドの需要の増加

浴室のシャワーヘッドは正直これまであまり注目されてきませんでした。しかし、今やシャワーヘッドを交換する人が増えています。「シャワーが出れば何でも構わない」という人もいる中でシャワーヘッドを交換したいという傾向が増加しています。

特にこのシャワーヘッドに求められている要素は幾つかあります。大きく分けてこの4つになるかと思われます。そしてそれぞれにどんな効果があるのか?取り上げてみましょう。

  • 水圧
  • 節水
  • 浄水
  • 美容

水圧が変わる?

シャワーを使っていて一番気にするのは「シャワーの出方」ではないでしょうか?もちろん肌に突き刺すほどの水圧は必要なくても、ある程度の「勢い」が無いととても不便さを感じてしまいます。

特に集合住宅やアパートなどでは元々の呼び口径(水道メーターの口径)が少ないため、水圧が十分足りず、同時に水を出すと水圧が極端に減ってしまう場合があります。

 

そういった浴室のシャワーには水圧を上げるシャワーヘッドに交換することで改善を図れます。原理としては例えば、庭のホースからの水を弱く出していると自然に出ている勢いはジョボジョボ程度ですが、ホースの先端を指で狭めるとどうなりますか?水が勢い良く出てきます。

 

つまりシャワーヘッドにこの原理を応用させることで水圧をパワーアップさせることができるのです。具体的にはシャワー面を狭めることやシャワーの出る穴径を小さくさせることでそうできます。 シャワーを使うといつも「チョロチョロ」程度で不満を感んじている方は主にこのタイプに交換することをオススメします!

節水効果がある?

これも上記の水圧を高める方式と同じです。シャワーヘッドの穴径を小さくしたり、穴の数自体を減らすことで、通常のものよりも水の使用量を減らすことができます。これは同時に節ガス・節電にもなり、省エネともなり得ます。

 

例えば、統計によれば1人あたり1分間に平均しておよそ9リットルのお湯を使うと言われています。つまり10分シャワーを使っていれば90リットルのお湯を使う計算になります。これが同居人数に✖️かたちになります。しかし節水シャワーヘッドにすることで30〜50%減らすことができればどうでしょうか?水道代・電気代・ガス代の節約にもなります。

浄水機能が付いている?

浄水器の主な役割の1つが水道水にどうしても含まれてしまう「残留塩素」の除去です。シャワーにおいても、この「残留塩素」がタンパク質を破壊して、髪の毛や肌にダメージを与える原因とも言われています。

キッチンでは当たり前になっている浄水器ですが、体に触れる水にも浄水機能を取り入れるのはもはや必然的なものと言えます。特にアトピーなどの皮膚がデリケートな方には重宝されているようです。

 

一般的にはシャワーヘッドに浄水するフィルターを内蔵させるタイプが主流となっています。各メーカで異なりますが、このフィルターの材質や濾過機能にも違いがあって塩素の除去率も高低差があるようです。

もちろんこのフィルターはカートリッジ式になっていますので、定期的に交換しなければなりません。このカートリッジの交換を忘れることが多々あるかと思いますが、そういう方には某大手清掃用具レンタルの会社(〇〇キン)が4週間ごとにカートリッジ交換に来てくれるサービスを行っています。お値段も¥880(2021年9月現在)ということで忘れやすい方はこういったサービスを利用することもできますね。こちらにリンクを貼っておきます。⬇️

https://www.duskin.jp/special/shower/gclid=CjwKCAjwj8eJBhA5EiwAg3z0mzJw7-174ueHlNmb_wXqk3iqYWAbGlG0Ir2LXSPiOIhEKXKMQ5VDfBoCAhQQAvD_BwE

美容効果もある?

もう1つシャワーヘッドに求める要素が「美容」です。通常のシャワーですと肌に当てるだけでも刺激が強すぎて肌荒れ等の原因にもなると言われています。つまり肌の表面お汚れだけを落とすだけで毛穴や細かな汚れまでは落としきれない難点があるようです。

 

毛穴よりも細かい小さな気泡で洗浄力を高めていたり、保湿力や保温力が高まりより健康的で美容効果を謳っているものが人気を呼んでいます。また持った感じや使いやすさにも追求したものも多くグリップの形や太さなどにも注意を払ってデザインされているようです。

何に重点を置くかはそれぞれ

シャワーに何を求めるかは、使用者のニーズによってまちまちです。上記に挙げた4つの効果を全て兼ね備えたシャワーヘッドも販売されています。自分が一番気にしている効果を追求してご検討ください。

ただし!一点だけ注意点があります!

それは「スイッチシャワーヘッド」に切り替えることです。これは手元でシャワーの出し止めができる便利な機能ではありますが、安易にヘッドだけそれに交換してしまうとシャワー水栓側に負荷がかかり、水漏れや止水不良といった故障を引き起こしてしまう可能性があります。

こちらを参照ください ➡️ スイッチシャワーは便利ですが故障に要注意?

シャワーヘッドを変えるだけでもいろいろと変化が楽しめます。また実用的な面もあり節約にも繋がるものでもあります。広告にあまり振り回されず価格や品質を重視して失敗しないシャワーヘッド選びを行っていただければ幸いです。