スイッチシャワーは便利ですが故障に要注意?

シャワーの故障の原因

シャワーの故障で多いのが「シャワーやカランからの水がポタポタ止まらない」というものです。突然起きる症状でもあり「一体何が原因なのか」と思われるかもしれません。

その原因の1つが「スイッチシャワー」です。

 

 

浴室シャワーや最近ではキッチンの蛇口も手元のスイッチで水の出し止めをしているものがあります。レバーを上下させたりハンドルをひねったりする必要が無くとても便利なものですよね?

ホームセンターなどの水回りコーナーに行くと「スイッチシャワー」が販売されています。上記の写真は普通のシャワーヘッドですが、「シャワーヘッドを交換するだけで便利に使えます!という売り文句が目に留まります。

が、しかし!

使っていくとシャワー水栓本体の状態によってはこれが故障のきっかけになってしまうことがあります。

スイッチシャワーにすると危険

安直にシャワーヘッドだけ交換するのは危険です。

その原因は「水圧」です。

まず何故かを取り上げる前に知っておいていただきたい点として、蛇口には元々、水道管からの「水圧」が加わっています。

蛇口は金属ですし水圧に耐える構造になっています。大抵はレバーを上下させたり左右に振ったりして水やお湯が出てきます。その動作にも水圧が「レバー」に加えられています。

一般家庭の戸建ての場合では水道本管からの引き込み配管の口径が13mmか20mmがほとんどですが、その水圧はかなり強いです。およそ0.2~0.3MPaになります。

 

 

つまり水をゆっくり出したり止めたりすれば配管や制御部品には優しいのですが、レバー水栓のように「すぐに」出したり止めたりすることによって生じる「水撃」(別名:ウォーターハンマー)が配管やバルブなどに加わっているのです。

スイッチ制御にすることで水圧による水撃がもろにシャワー水栓本体に加わってしまい、水を止めたりする「切替バルブ」などの部品が損傷し水漏れが生じるケースが起きています。

更に、経年によってハンドル式の水栓であれば、ハンドル下部やシャワーホースの付け根や袋ナットの周りから水漏れが起き始めてしまうことがあります。それら劣化したパッキンにも負荷がかかるため止水できなくなってしまうのです。

つまり、シャワー水栓本体の劣化を早めてしまう要因とも言えるのです。

では浴室シャワーでスイッチシャワーを使いたいならどうしたらいいのでしょうか?

どうすればいいのか

 

 

浴室用において既存でお使いのシャワーをスイッチ型に変えたいのであればヘッドだけ変えずに衝撃防止器付きのホースセットをお勧めします。最初からスイッチシャワータイプのセット品にはホースの根元に「水撃防止金具」なるものが付いています。

別名で「調圧弁」と呼びます。(逆止弁または止水バルブとも言われます。)

これが付いていれば安心ですつまり本来加わるはずの水圧による衝撃を吸収する役目を果たします。これにより水栓本体に負荷が加えられないように守られることになるからです

こんな感じの金具です。

これは「LIXIL」製なので他社のシャワーホースをつなげるには変換アダプターが必要になります。同じ「LIXIL」製であれば大丈夫です。ただしこれはシャワーエルボの交換も必要になります。但し以下の記事をよく読んでご購入ください。INAX製の浴室スイッチシャワーのストップボタンで止まらない原因とは?


LIXILシャワー水栓の対象品番はこちら対応可能水栓:BF-HW156T(N),BF-HB147T(N),BF-HB145T(N),BF-HB247T(N),BF-HE147T(N),BF-HE145T(N),BF-7140T(N),BF-7115H(N),BF-M140T(N),BF-2146TK(N),BF-M115H(N),BF-M616H(N),BF-615H(N)-G,BF-615H(220),(250),(300)-G,BF-B646T(N)(300)-A85,A100,A120,BF-2141T,BF-HB146T(N),BF-HE146T(N),BF-HB245T(N),BF-7146T(N),BF-7145T(N),BF-7245T(N),BF-M146T(N),BF-M145T(N),BF-1245T,BF-1140T(N),BF-3145T(N),BF-4145T(N),BF-4140T(N),BF-5145T(N),BF-5140T(N),BF-6145T(N),BF-8145T(N),BF-8146T(N),BF-1115H(N),BF-4115H(N),BF-5115H(N),BF-1616H(N)L/R,BF-4646T(N),BF-7646T(N)L/R(300),BF-M646T(N)L/R(300),BF-1141T(N),BF-1126M

(  ※上記バナーから部品を購入できますが、取り付け出来ないなどのクレームは一切受け付けておりませんのであらかじめご了承ください。購入される前に十分にお調べください。

こうした部品がセットになっているスイッチシャワーホースのパーツを購入されれば安心です。

注意するべきなのはシャワーヘッドだけ交換するということです。

もちろんすべて必ずそうなるとは断言できませんが、故障の原因になっていることは間違いありません。取り扱いには十分注意が必要ですね。

スイッチシャワーには必ず「減圧装置」が必要です!

上記の記事では「調圧弁」と言いましたがメーカーによって言い方が異なり「減圧弁」とか「減圧装置」とも呼ばれています。この部品は水圧の衝撃を緩和させるために取り付けられています。

スイッチシャワーは手元で出し止めできて便利ですが、この部品が無いとシャワー水栓自体の故障に繋がります。もしご使用になりたいなら減圧弁が付いたシャワーセットをご購入ください!

KVK ワンストップシャワーヘッド&ホースセット PZS300S
 

取付においてはモンキーレンチなどの工具が必要になるかと思いますので、ご自分で無理だと感じましたら水道業者にお任せください。

 

 

シャワー水栓などが故障すると修理が極めて困難です。水漏れなどの症状が出た場合、大抵本体交換に至るケースになります。そうならないためにも大切に扱い、出来るだけ寿命を延ばせるように心がけるしかありませんね。

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更新日:2021年4月13日