キッチンのワンホール水栓を交換する時にしてはいけないこと

キッチンの蛇口が古くなってきた

最近、キッチンの水栓の調子が悪い・・・レバーも固い、スパウトも動かない・・・

こんな症状でそろそろ交換しないとダメかなぁ~と思っていませんか?でも業者にお願いすると、めちゃくちゃ高く取られちゃうかも?もっと安くて簡単に交換できないかなぁ~なんて思ったりしませんか?

 

 

もちろん安くて済むなら越したことはありません。しかし!注意していただきたいのは

水栓のタイプを変えてしまうこと」です。

つまりすでに使い慣れた水栓をただ「安い」というだけで違うタイプに変更してしまうと後悔してしまうことになるからです

便利なホース引き出し式シャワー型水栓

最近ではシンクが広くなりシャワーヘッドがホースによって伸びることによってシンクのお手入れに使いやすいとお感じになっているユーザーさんも多いかと思います。キッチンはいつでも清潔に保っていたいところでもあります。

 

 

また蛇口の先端のレバーやスイッチでシャワーに切り替えられるため食器洗いなどにも重宝します。見栄えも良くすっきりしたスタイルになります。同等レベルの水栓金具であれば遜色ありませんが・・・

ただし本体価格は高くなります。

たとえば特殊なデザイン水栓は除外して「ノーマル」なシャワーホース引き出し式の水栓の価格を最新のカタログから紹介すると以下のようなタイプと価格になります。

TOTO製ですと「TKS05305J」(定価¥59,900(税別))か「TKS05306J」(定価¥57,200(税別))になります。

LIXIL製ですと「SF-HB452SYX」(定価¥60,000(税別))か「SF-HE452SYX」(定価¥52,000(税別))になります。

三栄水栓ですと「K87101JV-U-13」(定価¥48.000(税別))とか「K87120JV-13」(定価¥43,000(税別))になります。(他にも多数種類があります。こちらをどうぞ➡http://www.san-ei-web.co.jp)

他にも「カクダイ」や「KVK」といったメーカーもあります。それぞれのHPから検索してみてください。ちなみにMYMという名刻がある蛇口は残念ですが、既に会社がありません。他のメーカーのものに交換してください。

価格の安い水栓に交換するとどうなるか?

 

今お使いのホース引き出し式シャワー水栓をやめて普通のワンホール水栓に交換すれば価格はほぼ半値で購入することが可能です。当然費用が浮きますが、当然用途が限られます。

今までシャワーが使えていたり、引き出してシンクを洗ったりできましたが、今度からは出来ません。果たして不便さを感じることはないでしょうか?毎日のことなので今まで使えていた機能が無くなるとストレスが溜まってしまうかもしれません。

つまり、目先のことだけで判断すると後悔することになります。

もちろん今までもあまり使ってこられなかった場合は全くストレスは感じないかもしれません。そういった方はシンプルなワンホール水栓に交換することが最善かと思います。そうでない方は出来るだけ同じタイプの水栓に交換された方が賢明です。

ホース引き出し式シャワー水栓のデメリットとは?

ホース引き出し式シャワー水栓は使い勝手の良い水栓である一方、故障も起きやすいものでもあります。そのトラブルで一番多いのが「引き出しホース」からの水漏れです。

 

 

使っていくうちにしばらくするとシンク下の引き出しホースの収納容器の中に何故か水が溜まっているという症状が出ます。それは引き出しホースのどこかで損傷が起きている証拠です。常にホースを引いたり縮めたりしていますのでフレキ内部のチューブが擦り切れてしまうことがあるのです。

この症状は気付きにくい上に突然生じます。大抵はシンク下の床がびしょびしょに濡れて気付くケースや漏水警報などが反応して気付きます。

こうなったらどうすればいいのでしょうか?

引き出しホース部のみの交換ができれば簡単のですが、これがまた難しいのです。ご存じの通り各メーカーが様々なタイプの引き出し式シャワー水栓を出していますので修理するには同じ型番の水栓のパーツを探して入手しなければなりません。

 

 

水道業者に連絡してもまず交換できる部品は持ち合わせていません。つまり修理が面倒になります。大抵は本体交換になってしまうことがほとんどです。その際はかなり高額な料金を覚悟しなければなりません。

安く済ませる方法は無いの??

このご時世「何とか出費を抑えたい!」と言う方は多いかと思われます。

その方法の1つは「水栓本体は自分で用意して取り付け工事だけを業者にお願いする」という手があります。なぜ安くなるのか?・・・ネット販売で手に入るのでコストを下げることが可能です。水栓金具の種類さえ間違えなければ「取り付け穴」はほぼどこも共通の大きさです。

こちらのブログを参照ください➡シングルレバー混合水栓ワンホールタイプの選び方 キッチンの蛇口で一番多いワンホールタイプ混合水栓を交換する

 

 

こちらの水栓は上記で紹介した三栄水栓の「K87120JV-13」で定価が¥43,000(税別)のタイプですが、下記のネット価格ですとおよそ78%引き(時期によって差が生じます)のお値段で販売されています。購入希望の方がいれば画像をクリックすれば購入ページにジャンプします。


 

DIYの好きな方はご自分で交換できるかもしれません。ただ取り付けだけはなかなか難しいと思われる方は水道業者さんに依頼なさってください。取り付け工事代は出張料も含めて高くても¥15,000~¥20.000以下と思われます。依頼する際に見積もりをしてもらいましょう。

これ以上かかると言われた場合は、特別な事情が無い限り、ぼったくりに近いかと思われます。お断りして別の業者を手配しましょう。幸い水道業界はたくさんいますので焦らず良い業者を選びましょう。

ホース引き出し式シャワー水栓をお使い方は交換の際に記事を参考にしていただければ幸いです。

更新日:2020年6月27日