水道管を引き直すなら最強の配管 ポリエチレン管て知ってますか?

配管の経年劣化による漏水

建物とほぼ同時期に敷設された配管も必ず老朽化が進んでいきます。古い配管による漏水事故もよく起こり得るものとなっています。ご自分の住宅の配管は大丈夫ですか?




このところ地震も増えてきており、地盤沈下も起きている地域もあります。埋設された配管の強度が弱くなってきているため、わずかな衝撃で破損や亀裂が生じる危険があります。こういった部分の修繕工事はすぐに直せることはありません。漏水箇所を特定するのだけでも一苦労です。

場合によっては漏水探知機なるものを導入して調査することもできるようですが、調査だけで驚愕の費用が請求されます。そこで一番手っ取り早い方法は「配管を新たに引き直す」というものです。以前のブログでも引き直しのメリットについて取り上げました。こちらを参照➡配管の破損の原因とは?修理方法で気を付けるべきこと

ただ、これまでは鉄管よりも優れた配管材として塩化ビニール管を推奨してきました。

しかし、この配管材よりもさらに優れたものがあります。それが「ポリエチレン管」です。





ポリエチレン管とは?

ポリエチレン管とは、水道用合成樹脂管の1種で給湯・給水の配管として使用できる配管材のことです。素材は「架橋ポリエチレン」というものです。この管の最大のメリットは施工のしやすさです。写真からもわかるように「可とう性」に優れています。つまりどんな状況にも対応できるほど自由度が高いのです。ご存知の通り、建物にはたくさんの土台や梁があります。





 

従来の塩ビ配管ですと、それを避けるためには「エルボ」で上下左右に振って配管を組んでいかなければなりません。長さや位置を間違えると、何度もやり直さなければならなくなります。長さが増えれば配管材も多くなり持ち運ぶのに重くなります。

しかし、このポリエチレン管はかなり軽量になります。運搬や取り扱いが非常に楽になります。好きな方向に好きなだけ伸ばすことが可能で障害物があっても難なく避けて配管を敷くことができるのです。

ポリエチレン管のメリットは他にもある

このポリエチレン管のメリットとして、耐寒性・耐熱性を挙げることが出来ます。その温度は0℃~95℃まで使用可能温度の幅が広いことにあります。この管だけで水でもお湯でも何でも使えるという事になります。さらには耐食性が挙げられます。腐食しない素材ですので劣化しにくいという利点です。ずっと使い続けていける配管材でもあるのです。

しかし・・・

いいことだらけではない!

ポリエチレン管は価格の面でかなりのコストアップになってしまいます。

例えば、塩ビ管が1m¥200前後(税別)だとするとポリエチレン管は¥750前後(税別)になります。約3~3.5倍します。さらにはこのポリエチレン管の接続部品はめ込み式になっており、その継手がまた高い!およそ1個¥2,000~3,000前後(税別)もします。施工はしやすいのですが、もし間違えるとやり直しが効かず、失敗すればその継手はパー(2度と使え無い)になります。

素材が高いということは、施工料や部材費としての料金も当然のごとく高額になってしまうということです。施工費に惜しまないという方には、ぜひお勧めしたい配管材です。