水道屋さんの道具 よく使うのがモンキーレンチ

水道工事で欠かせない道具

その1つは「モンキーレンチ」です。




 

この道具は用途によってサイズが分かれますが、水道屋さんが重宝するのは小型のものです。   水道設備に使われるボルトやナットのほとんどが10mmか11mmまたはそれ以下のサイズです。フレキ管などの袋ナットも250mm~300mmもあれば緩めたり締め付けたりするのに最適です。  大きすぎますと小回りが悪くなり腕も疲れます。

トイレの水漏れなどで多いのが給水パイプのナット部だったり、止水栓の袋ナットだったりします。大抵はパッキンの劣化が多いのですが、その修理に欠かせないのがモンキーレンチという訳です。ボルトのサイズに合わせて調整が効きます。この幅を調整する部分を「ウォームギア」と呼びます。このウォームギアに水がかかり錆が生じることがあり、そうなると動きがたちまち悪くなります。

 

 

動く部分を「下あご」(ジョー)と呼び、その角度は取っ手のからの角度が15度か23度の2種類に分かれます。実はこの道具は回し方が決まっています。間が開く下あご側から回して使います。

逆回転で使用すると下あごに負荷がかかり、ウォームギアを痛めます。一度ギアが歪んだりしますとガタ付きが生じたりします。ボルトやナットにぴったり合わせて使用しなければ十分に力が伝わりません。緩めてしまうとボルトがわの6角面の角が減り、次に回す際に不便になってしまいます。

ぴったりとサイズを合わせて常に下あご側から回すように使いましょう。

例えば・・・

トイレにある止水栓ですが、よくこの周辺から水が垂れてしまうことがあります。止水栓側の6角袋ナットの下辺りや給水管のフレキナットの付近から漏れてしまうことがあります。

モンキーレンチで緩みを確認してみてください。緩んでいればすぐに回転します。締め付けてください。大抵は水漏れが止まるはずです。しかし!

他にも、ロータンク内の部品の交換でもこのモンキーレンチが必要になります。ボールタップやタンクレバーなどの取り付けナットが大抵6角になっています。さらに台所や洗面台下の水栓の給水管の取り付け金具は6角ナットになっています。

このトイレの止水栓での作業する際に気を付けるべきことは壁の配管の劣化です。大抵の場合はメッキの青銅ニップルが使われています。その場合、経年によって腐食が進行している可能性があります。給水管を止水栓にナット締めするような時は、止水栓を工具や手で固定させて行いましょう。腐食した配管はすぐに折れる危険があります。

 






モンキーレンチできつく締め付けても水が漏れてくる場合はどうしたらいいのでしょうか?その場合は「パッキン」を交換してください。

給水上部パッキン(通称3角パッキン)を交換してください。三栄水栓のですとPP42A-1S-13(呼び径13mm用)水栓上部パッキン定価¥120税別にあります。写真の袋ナットは丸型ですが、6角ナットもパッキンは同じものを使っています。

サイズについて

モンキーレンチのサイズは全長で決まっています。「JIS B4604」の規格によって次のようになっています。

呼びサイズ100:最大口開き 13mm。150:20mm。200:24mm。250:29mm。300:34mm。375:44mm。

価格帯は一番小さいサイズで¥800前後から大きいサイズで¥2,000前後になっています。グリップにラバー付きのものあれば付いていないものもあります。自分の手になじむ使いやすいサイズと形状を選んで購入しましょう。

なかなか外れないボルトやナットは潤滑油などをスプレーして無理に回そうとしない方が賢明です。繋がっている配管が折れたり、手が滑って怪我をしてしまう危険もあるからです。力を入れる加減も必要となります。

自分に合ったモンキーレンチを使いましょう。