トイレのタンクにペットボトルが入ってませんか?

間違った節約法

今や節約の時代。なるべく抑えたいのが水道代などの固定費です。

その水道代を節約するのにトイレの水が気になる方も多いかと思います。最近のトイレは節水式になっていますので気にならない方もいますが、少し前の古いトイレの場合、レバー1回で約13リットルの水が流れ出ます。

これは無駄なのでは?と思っている方は、何とか節水できないか?と考えタンクの中にビール瓶ペットボトルを入れて水量を「かさ増し」されている家もあります。ずっと以前に入れっぱなしで忘れている方もいます。

実はこれは危険な方法です

なぜ危険なのか?

特に瓶やペットボトルが傾いたり倒れたりしてしまう可能性があります。

そうなるとタンク内の制御部品(ボールタップやフロートバルブなど)の動きを妨げてしまいます。こちらも参照ください➡水道代が急に増えた時に一番に疑うべき箇所はどこ? フロートバルブを交換する方法

そうなると突然トイレの水が出なくなったり、水が止まらなくなったりします。大抵トラブル修理にご依頼された家のトイレのタンク内を点検しますとこれが原因というケースが多々ありました。

このペットボトルを入れての節水の効果は極めて薄いと言わざるを得ません。

1リットル前後の水量の変化は水道料金にはあまり反映されないからです。むしろこの方法で水のトラブルが発生し水道業者を呼んで修理してもらう費用の方がはるかに大出費になります。

 

 

この機会にタンクの蓋を開けて中を点検してみることをお勧めします!

ずっと前に入れていてお忘れの方はいませんか?賃貸物件の場合、前の住民の置き忘れというケースもあり得ます。「これまで問題が無いので気にしない」という考えもあるかと思います。しかし、トラブルが起きるのは大抵、忘れた頃です。今一度点検してみてはいかがですか?

節約するならボールタップを交換する方法がベスト

節約したいという方は、タンク内に水を注入するパーツになっている「ボールタップ」を交換する方がより効果的です。こちらのタイプはマルチ型でタンクに溜める水の量を簡単に調整できます。

 

SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ マルチタイプ 水位調節 節水効果 V530-5X-13
 

いわゆる「浮き玉」が水色のカップになっています。そのカップの止まる位置をドライバーで回して変更できるようになっています。古いタンクですと約13リットルも水が溜まるようになっていますので、浮き玉を下げて半分くらいにすることが可能です。

すると今までも半分の水量になります。こちらの方がより効果的ですね!
詳しい情報はこちらからどうぞ➡トイレの水を節約したい方はこちらを!必見です!

節水と言えば、トイレそのものを見直して節水型のトイレに交換すればいいのでは?とお思いの方がおられます。それも1つの方法では割りますが、気を付けるべき点があります。

節水トイレの盲点

今では超節水トイレなるものも出回っていますが節水し過ぎると問題が発生します!

トイレの各メーカーは節水に力を入れて競争しています。主に便器の水の流れ方に工夫を持たせたり、陶器にコーティング加工をして滑りやすいものにしたりいろいろあります。

 

 

確かに流れるようになってはいますが汚物やトイレットペーパーを十分流れるまでの水量が断然足りません。(もちろんすべてにおいてそう言える訳ではありませんが)戸建ての場合、下水までの距離が長いと排水管の途中や汚水桝で汚物が詰まり始めます。新たに便器交換を検討しておられる方は、家の下水までの距離を確認してください。

トイレのリフォームをご検討中の方は良心的な業者を選ぶようお勧めします。

悪徳業者に騙されないようにしてください!

 

 

古い大きな敷地にある住宅やトイレが道路からかなり離れた位置にある住宅での超節水トイレは危険です。最新の便器販売だけを勧めてくる水道業者は目先の利益にしか考えていません。そのため最新のトイレを勧めてきます。

しかし、そこに落とし穴が潜んでいます。

実例があります

これまで依頼を受けた住宅で1ヶ月前にトイレを新品にしたのに詰まってしまったという連絡をいただきました。そのことを設置業者に連絡するも「すぐには行けない」「後で連絡する」と言ったまま一向に対処しようとせず、逃げている状態でした。いわゆる「売り逃げ型の水道屋」です。

つまり「売って取り付けたら後は知りません」という業者です。

良心的な水道屋さんなら立地条件や下水の距離を考えある程度の水量が流せるトイレを提案します。例え詰まってしまっても逃げたりはしません。アフターサービスもしっかりしています。もちろんご使用者の過失の場合(大量にペーパーを流した・異物を落とした等)は費用負担が発生することもあります。

 

 

今後トイレを新しくしたいと検討している方は売り逃げ「悪徳業者」には十分注意してください。現状のまま何とか節水できないのか?その疑問の答えは、「できます!」 どうやって?・・・かはこのブログで解説しています。サイトマップよりお選びください!

更新日:2020年6月23日