スマホは今や必需品
最近の気になるニュースを今回は取り上げたいと思います。
特に若い世代にとってスマホは無くてはならないものになっています。家にいてもスマホを絶えず携帯して画面に釘付けになっています。私の高校生の息子もまったく同じでトイレにスマホを持って入ったままなかなか出てきません。
この生活が徐々に子供たちに影響を与え始めています。
それは文部科学省が行った「2019年度学校保健統計調査」で裸眼視力が1.0未満の小中高生の割合が過去最高になったことが判明したことにあります。つまり明らかに小中高生の視力が低下してきているという事実です。
今年4~6月に全国の幼稚園児と小中高生(5~17歳)が受けた健康診断の結果から分かったのが以下の数値です。
裸眼視力が1.0未満だったのは
小学生:34.57% 中学生:57.47% 高校生:67.64%
いずれも過去最高になっていました。
ある医学大学の教授は「文字が小さく、近い距離で光にも触れるため、目への過酷な刺激を与えるものとなり、この極端な視力低下がスマホやタブレットなどの機器による影響が考えられる。」としています。もちろん遺伝的な要素もあったり、他の影響も関係しているとしながらもこの影響を決して否定できません。
特に子供は「視力不良」に気付きにくい
子供は自身が「あまり見えていない」ということに気付きにくく、そのため発見が遅くなってしまうとのこと。子供の眼は優れた目の調節力があります。視力不良を補うために調節力を酷使してしまうようです。
その状態が続いてしまうと眼に大きな負担がかかり、結果的に視力の低下を招いてしまうようです。どうやって気付くことが出来るのか?
何かを見る時、目を細めている・テレビなどに興味のあるものには極端に近くで見ようとする、といったサインがあります。普段からある程度の遠さの看板などを指して「あそこになんて書いてある?」と尋ねてみることができます。
こうしたことで「きちんと見えているかどうか」をチェックしてみるよう専門家は勧めています。
スマホを使うだけで目が悪くなるの?
答えは「NO」です。
主な原因は「長時間同じ距離のものを見続けること」です。
これはペーパー本を読むことにも当てはまります。
つまり「眼のピントを合わせる力を弱めさせる」ことが視力の低下に繋がります。
眼のピントを合わせる毛様体筋の働きに負荷がかかることでこの働きが鈍くなってしまうのです。それによって物が見えにくくなってしまいます。
この眼精疲労が蓄積することで適切なピント調整が行えなくなり、結果的に視力が落ちてしまうのです。
視力を低下させないためには?
1、適度な休憩を挟む
長時間、近距離で見続けることが眼の筋肉の過度な負担をかけていしまいますので、眼精疲労を溜めないように1時間に1分でも軽く目を閉じて眼球を上下左右に動かすなど、眼の筋肉のストレッチを行いましょう。
2、遠くを見る
眼を休ませるために出来るだけ遠くを見るようにすると効果的です。遠くを見ることによって眼の筋肉は緊張がほぐれた状態になります。つまり眼精疲労の蓄積を遅らせることができるのです。
3、ブルーライトをカットするメガネをかける
ディスプレーから出る青色光は、拡散しやすく眼精疲労を増幅させてしまいます。これにより近視が進行してしまうとも言われています。このブルーライトをカットするメガネがあります。中には「伊達メガネ」だけのものもあるようですので信用のあるものを選びましょう!
スマホは有用な道具です。現代生活には欠かせません。
ただし使い方を間違えると有害なものにもなってしまいます。
若いうちに視力が落ちると将来的にいろいろな弊害が生じてしまうかもしれません。なんでも言えることですが使い過ぎには注意して賢く「使って」行きたいと思いますね。
水道屋さんの独り言にお付き合いくださりありがとうございました。