MYM製の洗面台水栓から水漏れの修理

MYM製洗面台水栓から水漏れ

お使いの洗面台の水栓金具に「MYM」と銘刻されていませんか?





 

実は、このMYMとは「株式会社喜多村合金製作所」というメーカーのものです。このメーカーは2008年事業撤退しており、平たく言えば廃業(倒産)したことになります。必然的に修理やアフターサービスも受け付けられなくなっています。しかし意外にこのメーカーの水栓が多く住宅で使われていて年数的にそろそろ水漏れなどの故障が起き始めてきています。

現在では株式会社KVKが事業を引き継ぎ、アフターサービスや部品の調達を行っています。しかしすべての機種に対応できる訳でも無いようです。水道業者に修理を依頼されれば、決まって「このメーカーは廃業して修理はできませんよ」「本体交換しか手段はありません」などと言われます。

しかし・・・

よく調べれば修理は簡単に出来る可能性があります。





 

水漏れの原因のほとんどがカートリッジ

水栓金具(蛇口)から水が漏れてくるといってもいろいろで、水栓の周囲から漏れていることもあれば、ポタポタと水が止まらなくなっているという症状もあります。もちろんホース式などではホースから漏れたり、することもあります。(こちらもどうぞ洗面台の下から水漏れする原因 フレキホース)最初に挙げた症状の場合は、そのほとんどの原因は水栓内部の「カートリッジ」が劣化していることから生じています。

カートリッジとは、お湯とお水の調整をしながら吐水させる水栓の心臓部でもあります。横にスライドさせる弁体を使いお湯とお水の出る量を調整しています。このパーツの素材はほとんどが樹脂製です。そのため年数が経てば経つほど部品自体に変形や破損が起きやすくなるのです。

水栓金具の後ろ側に品番シールが貼られています。この品番も正規品とは違う場合もあります。特に分譲マンション用に生産されたものだとアルファベットの文字列が若干異なります。それで品番検索してもヒットしないことがあります。

次のURLでハンドルの形で見極められます。http://www.kvk.co.jp/products/parent/category/item/catalog.html?key=635901552518135





 

カートリッジの交換の仕方

写真のタイプは「KPS077AH」という旧MYM製品用カートリッジとしてKVKから現在も販売されています。交換の仕方を簡単にご説明致します。

まず洗面台下のお湯と水の止水栓を閉めてください。次にハンドルの上部のカバーをカッターなどの道具で外します。するとビスが見えます。プラスドライバーで外してください。するとハンドルが外せます。無理に外そうしないでください。割れたり欠けたりすれば2度と付きませんからね。

その後、金属のカバーが見えます。丈夫に工具で回せるように6角になっている部分があります。ここを「モーターレンチ」などで回して外します。すると内部のカートリッジが取れます。軸の部分をプライヤーなどで引き抜いてください。

 

 

後は、新しいカートリッジを正しい向きにはめ込むだけです。向きが違うときちんとはまりません。丸い爪がある方が手前に来ます。奥まで押し込んでください。その後、金属のカバーをねじ込みます。この時、本体が一緒に回転しないように手で抑えながら締め付けてください。工具で押さえてしまうと表面に傷がついてしまいます。

あとは、レバーを取り付けてネジを締めれば終了です。

 

 

洗面台下の止水栓を開けてみましょう。水がピタリと止まったと思います。レバーの操作も楽に動きます。水漏れして来ないかチェックしてください。何も問題無ければ修理完了です。またしばらくは普通に使えます。あと7~8年くらい経ちますと同じような症状が発症しますので、廃番にならないようカートリッジを在庫として取っておくのもありかなと思いました。今ならネット販売で安く購入できますね。

洗面台以外にもMYM製の水栓金具が結構多く利用されています。浴室のサーモシャワー水栓や台所のワンホール混合水栓などです。使用年数が15~20年経っているものに関しては「本体交換」をご検討ください。修理はやめておいた方が良さそうですよ。