マンションでトイレをリフォームする注意点

マンションでトイレをリフォームしたい

築20~30年のマンションにお住いの方は、トイレの便器も相当古くなって来ていませんか?いくら掃除しても落ちない汚れやシミもひどくなっている場合はあります。一大決心してトイレをリフォームしたい!とお考えの方も多いかもしれません。

しかし、予算や工事期間はどれくらいなのか?

「全く想像がつかない」という方もいらっしゃるかと思います。今日取り上げるのは工事に影響を与える要素です。実は便器には大きく分けて2種類あります。その違いは「排水方式」です。その2つとは「床下排水」か「床上排水」に分けられます。戸建ての場合は床下排水がほとんどですが、マンションの場合は断然「床上排水」がほとんどです。マンションの構造上、配管の仕方が一番ベストなのかもしれません。

自宅マンションのトイレの排水はどちらでしょうか?

便器の下の後ろを確認してみてください。このような管が付いていませんか?

これが、床上排水の配管です。この配管が塩ビ管だったり、石膏が表面にある管だったりします。白いタイプは「アキレス管」と呼ばれる排水ジョイントに使われるフレキシブルなものです。実は「床上排水」の便器の方が、本体価格が安くなります。床下排水の場合は「排水ソケット」というパーツを新たに取り付ける必要があるからです。その点床上排水はそのまま配管につなげればOKなので工事も安く済みます。

しかし、これはあくまでも既存の便器に適合する排水位置であればのことです。

現在の便器では床上排水用便器として排水芯(床から排水管の中心までの高さ)が12Cmと15.5Cmの2種類あります。つまり、マンション壁からの排水管の高さが15Cm以下でないと駄目です。もしマンション壁からの排水管の高さがそれ以上ですと逆勾配になり排水詰まりが頻発してしまいます。昔の便器には規格が定まっていませんでしたので高さのある便器も製造販売されていました。今では手に入れることは不可能です。

排水の高さが合わない場合どうすればいいのか?

排水は基本的に上から下に流れるものです。その仕組みを作るために便器の高さをかさ上げする方法があります。単純な方法としては、便器の下に板材を張る方法です。マンションの排水芯が17Cmだったとすれば17-15,5=1.5Cmですから1Cmの合板を2枚重ねて便器の下に貼れば勾配は保たれます。ただし、便器の高さが2Cm高くなりますので、ご高齢者の方にとっては違和感や座りにくさがでてしまう可能性があります。

そこでリフォームする場合は、床全体の高さを合わせて工事すれば違和感なくご使用になれます。つまり、排水芯の高さによっては上記のような床工事が加わってくるという事です。バリアフリーのように床に段が無い状態でしたら、この工事をすることで段差が生じてしまいます。

工務店さんに相談すれば、その辺りは、上手に加工して工事してもらえるかと思います。

今回は、それほど多くは無いケースかもしれませんが、床上排水便器の規格に適合しない便器の場合、単なる便器交換だけでは済まない可能性があることを取り上げました。水道屋さんは見落とさないと思いますが、もし追加で床工事が加わることになれば最初に考えていた予算をオーバーしてしますことになりますので、くれぐれもご注意を!

最後までご閲覧ありがとうございました!

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