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ウォシュレット取り付けでよくあるトラブルとは?

 ウォシュレットは必需品

現代の生活の中で普及してきた物の中でもダントツなのは「ウォシュレット」ではないでしょうか?正式名称では「温水洗浄便座」となります。(※ウォシュレットはTOTOの商品名)

 

 

例えば引っ越しした先のトイレにこのウォシュレットが付いていないと悲しい気持ちになりますね?これまでご使用になっていれば尚更です。もう無い生活は考えられません。そこで新たに購入して取り付けられる方も多いかと思います。

が!その際に注意しないと大変な事態に陥ります

これからその点について詳しく解説していきます!これから設置しようとされる方は必見です!

  1. どんなトラブルが起きてしまうのか?
  2. 何が原因なのか?
  3. どうすれば防ぐことができるのか?

1、どんなトラブルが起きてしまうのか?

 

 

よくあるのはトイレの『水が止まらなくなる』『水が出なくなる』と言った症状です。タンクのレバーを回しても水が出なくなったり、そのまま出続けてしまうことがおきます。そうなっていることに気付かず慌てて出かけてしまうと1日中水が出っ放しなってしまうことになります。

2、何が原因なのか?

ウォシュレットの取り付けで一番大変なのは給水管の取り付けです。ウォシュレットから洗浄するための水を止水栓から分岐させてウォシュレットに引き込まなければなりません。そのためウォシュレットには付属品として必ず「チーズ管」が同梱されているはずです。

まずはそれを止水栓に取り付けます。それから同じく付属品の「給水管」を取り付けます。この配管の取り付けが問題になります。

 

 

止水栓側は見えるの部分でのナットの取り付けですが、タンク側のナットの取り付けは繋がった先の状態がどうなってしまうかが見えません。単純に工具でパッキンを入れてナットを締めていくと・・・実はタンク内の繋がってる先の「ボールタップ」が回転してしまっているのです。

するとどうなるか?

 

 

この写真から分かるように斜めになったボールタップ正常な動作ができなくなります。つまりタンク内に水を入れたり止めたりする部品がきちんと機能しなくなってしまうのです。そのため外面上は何の問題も無いように見えますが、タンク内では問題が生じてしまうのです。

酷いケースではボールタップが破損してしまうこともあり得ます。浮き玉のシャフトが曲がってしまうくらいならまだいいですが、完全に折れてしまった場合はボールタップも新しいものに交換しなければならなくなります。(ご必要な方は画像をクリックして購入できます。)


三栄水栓マルチタイプ;V530-5X-13
 

3、どうすれば防げるのか?

給水管を取り付ける際にはタンクの蓋も外しましょう。特にタンク側にホースのナットを取り付ける場合は中のボールタップが回転しないように押さえながら締め付けましょう。ボールタップが垂直の位置に保たれれば動作不良は起きません。

 

 

回転してるようでしたら手で垂直に戻してください。その際は本体を回すようにしてください。プライヤーなどの工具があればそれで行ってください。柔らかいところで力を入れて回すと破損する危険があります。

家電量販店などの工事付きのウォシュレットを購入して依頼した場合、水道の知識が無い作業員が施工してトラブルを起こしてしまうケースが多々あります。不安でしたら水道屋さんに工事を依頼する方が安心かもしれません。

DIYで自分で取り付ける

自分で修理や取り付けをする方が増えています。それはそれでいいことなのかもしれませんが専門家では無いため必ず失敗してしまうことがあるようです。経験から学べる方もいます。それもある意味ではいいですが、水回りは意外と悲惨な被害をもたらしてしまうことがあります。

止水栓の周辺での取り付け不良など止水ができず水漏れして来るようですと漏水事故にも繋がります。平パッキンの入れ忘れやナット締め付けが甘かったりすることが起こります。

 

 

特にマンションやアパートなどの集合住宅では水漏れは階下漏水などの被害をもたらしてしまう可能性もあります。漏水事故についてはこちらもご覧ください。マンションでの漏水事故の恐ろしさ・ご近所トラブルにご注意を!

漏水事故にはご注意を!

これは水回りに限ったことではありませんが、何でもよく知らないことは理解してから手を付ける方が賢明です。説明書や施工書を読むのが嫌いな方は特に辞めておいた方がいいかもしれませんね。これからウォシュレットを取り付けようとしておられる方は是非この情報を活用してください!

ウォシュレット本体の固定プレートの位置や固定の仕方も間違えると使い勝手が悪くなったり、ウォシュレットがズレたりしてよくありません。本体を取り付ける際には固定プレートをある程度で仮留めして本体を嵌めてみて位置がピッタリかどうかを確認しましょう。

位置が決まったら本体を外し、固定プレートを増し締めしてしっかりと固定します。それから本体をセットして完了です。「カチン!」というところまではめたか確認しましょう。取り付けの仕方について解説動画をどうぞ ➡️ https://youtu.be/ph4udZkr37Q