洗濯機編」カテゴリーアーカイブ

洗濯機の水のトラブルを取り上げます。

洗濯機排水口のお掃除きちんとされていますか?

一番お掃除しにく場所とは?

普段なかなか掃除しづらい場所はどこでしょうか?

ネットの調査によると1位が「レンジフード」で2位が「浴室」、3位が「トイレ」と続いています。しかし多くの方が全く見落とされているのが「洗濯機排水口」です。

 

 

え!そこって掃除する必要あるの?

なんて言ってる方いませんか?洗濯機を使うと大量の排水が流れています。その量はおよそ100リットル。浴槽の残り水を使えば50リットルになります。洗濯機も進化して今では自宅で何でも丸洗いできるような機能も備わっています。

全自動や2槽式の洗濯機の洗濯槽を覗くと必ず「糸くずフィルター」というものが備わっています。洗濯槽内でプラスチック製のものやネットタイプのものが主流です。脱着できるの定期的に取り外してゴミ取りや掃除をしているかと思います。

 

 

洗濯機で洗濯すれば必ず衣類から繊維ゴミが出ます。そのゴミが糸くずフィルターに集結されるはずですが、完璧に取る出せる訳ではありません。回収されないその繊維ゴミはそのまま排水されていきます。

また上に挙げた「糸くずフィルター」を定期的に掃除していない場合、そうなるとフィルターの効力が無くなり、浮遊したゴミがせっかく洗濯した衣類に付着していきます。つまりきれいに洗い落せていない状態が起きてしまいます。

小さな繊維ゴミも集まれば塊になる

 

 

洗濯機の排水口を見たことがありますか?

洗濯機パン」があるタイプと無いタイプに分かれますが、排水口内の仕組みは大抵同じです。いわゆる「トラップ構造」になっています。これは自宅の水回りの排水のほとんどがこのトラップ構造になっています。

排水トラップとは、排水経路の途中で水を常に遮断している構造のことを言います。別名では「封水」と言います。つまり排水経路を水で塞ぐことで下水管からの空気やガスを遮断し、害虫などの侵入を防ぐ効果もあります。

特に洗濯機の排水口トラップは脱着式になっています。

つまり全て分解して掃除することが可能なのです。排水ホースは大抵、洗濯機排水エルボというL字なったパーツに差し込んであります。ホースバンドで固定されている場合はバンドを緩めて排水ホースを抜いて見ましょう。

 

 

あとはプラスチック製のカバーなどを回転して外します。中のパーツもネジ式なっていたり、爪に合わせて少し動かせば上に取り外せるタイプもあります。順番を覚えながら外してみましょう。外すと繊維ゴミやぬめりゴミが絡みついているかと思います。

取り外して洗面台などできれいにお掃除しましょう。

ただ注意していただきたいのが、汚れがひどい場合はビニールなどの中でゴミや汚れを取り除いて細かい汚れなどを洗面台などで掃除してください。いきなり洗面台で掃除してしまうと大量のゴミが排水口や排水管で詰まってしまう危険があります。

 

 

これは洗濯機パンの無い直接床に排水トラップがあるタイプでも同じです。カバーを外せば洗濯機排水エルボが取れます。中に筒状のトラップのカップが入っていますので、それを取り外して同じように掃除しましょう。

洗濯機排水口が何処にあるかがわからない?

 

 

中には洗濯機の下が全く見えない場合もあります。そうなると洗濯機の排水口が洗濯機本体の下になっているかと思いおます。洗濯機パンの種類によって排水口トラップに位置も違ってきます。ただ大抵のものは右か左に寄せてありますので覗いてください。

 

 

全自動式の縦型洗濯機の場合は排水口が見える位置まで移動できるなら移動させてそれから分解清掃を行ってください。ただし1人で難しい場合は無理せず手伝ってくれる人を呼びましょう。掃除し終わった際に洗濯機を元の位置に設置する時には排水ホースが捩れたり、折れたりしないように注意してください。

ドラム式の洗濯機の場合はやめておきましょう

 

 

理由は「重い」からです

まず男性でも1人で移動させるのは困難です。筋トレにハマっているでマッスルパパでしたら大丈夫かも?しれませんがあまり無理しない方がいいです。体や壁などを痛めては意味がありません。

一番いいのは洗濯機を購入されて設置する前に洗濯機パンを掃除するかと思いますが、できれば排水口トラップも分解清掃してください。繊維ゴミがかなり溜まっているかと思います。きれいに掃除して再装着して新しい洗濯機を設置すれば完璧です。

もし掃除しないとどうなるか?

排水口詰まりが起きます。

 

 

いずれ排水異常のエラー表示が出ます。そうなってからですと大変です。エラーが解除されるには排水口の掃除をしなければなりません。そうなってから作業がすぐにできますか?ご主人1人ではドラム式は移動できませんよ。

業者を呼んでも1人での作業は断られます。それと費用もある程度かそれ以上で覚悟していただくことになります。意外に見落とされがちなこの洗濯機排水口の掃除をぜひ要領良く行ってください。

毎回行う必要はありません。全く詰まっていない場合もあるからです。

ただし、数年に一度は点検して掃除しておくと良いかと思います。これからは大掃除の際の項目に含めていただければと思います。