古くなって水が止まらなくなった蛇口
水が急に止まらなくなるトラブルは良くあります。蛇口のタイプや使用頻度などで耐用年数も少しずつ違ってきます。使用してから10~12年を超えているならどの蛇口でも起こり得る症状です。いわゆる「寿命」というものなのです。
今回交換するのは以前にも遭遇したTOTO製の「TL381AGX」という品番の蛇口です。このタイプの生産開始が1994年8月で1996年3月には生産終了となっています。下げ吐水でゴム栓が付いています。2020年現在から最初の年で26年、後の年でも24年経過しています。
もちろん補修部品は供給されておりません。また同タイプの洗面台用の水栓も生産していないため設置可能な蛇口の本体交換が必須になります。ワンホールタイプであれば大丈夫です。今回交換品として用意したのが同じTOTO製の「TLHG31AEFR」です。定価¥34.600(税別)。
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交換する手順をご紹介します!
まずは洗面台下のお湯と水の止水栓を閉めましょう。ドライバー式の場合は工具で閉めてください。*固着して動かなくなっていることがありますがプライヤーなどで挟めて回して見てください。
次に水栓の既設の給水・給湯の配管を外してください。配管が経年によって腐食して脆くなっている危険があります。配管の状態を良く観察して工具でそのまま外せるか判断して作業してください。危ない場合は、手や工具で動かさない配管を押さえて作業しましょう。
配管がうまく外せたら水栓本体を外します。まず水栓の裏側の取り付けナットを外しましょう。ここの経年により固くなっている場合があります。裏技として本体をプライヤー挟み、裏のナットを手で押さえながら右左に回転させてください。ナットが緩んできます。潤滑剤なども使いながら辛抱強く外しましょう。
本体が外れたら取り付け穴の掃除をしましょう!長年の汚れがこびりついている場合がほとんどです。水垢などは少し固い平たいヘラのようなもので削り取らないと駄目な場合があります。ただし陶器に傷や痕が残らないように注意してください。
新しい水栓を取り付けます。
給水・給湯の金具とホースを繋ぎます。取り付けの際には差し違えないよう注意しましょう。逆にしてしまうとレバーと逆になってしまいます。
水栓本体を取り付ける際には「向き」を考えて設置してください。
洗面台に真正面に真っ直ぐに取り付けてしまうと洗面ボウルの右端にしか使えなくなる可能性があります。この場合、水栓を若干内側に向けて取り付けましょう。そうすれば洗面ボウルを十分に活用できるスペースが生まれます。
ポップアップの穴はアルミテープを小さく切って穴を塞ぐようにすれば水が漏れる心配はありません。今までのようにシャンプーできる蛇口ではないので水が飛び散る心配はありません。
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TOTO 洗面所水栓 台付1穴・エコシングル ポップアップ式(取替用) TLHG31AEFR