洗濯機を購入してから気付くこと
洗濯機を買い替える時に一番気にするのは機能性やデザインや価格かもしれません。それからサイズを測って自宅の洗濯機スペースに合うかどうかを確認しているかもいれません。
しかし!
一番見落としがちなのは・・・
蛇口の位置です。
大抵は洗濯機スペースの壁面に取り付けられているはずです。洗濯機の置けるスペースがギリギリ確保できても洗濯機用の蛇口にぶつかることはありませんか?
ここが盲点になり洗濯機を搬入しようとして入れないという事態が生じています。
ご購入の前には洗濯機の「高さ」を確かめて洗濯機用の蛇口にぶつかってしまわないかを確かめることが重要です。中には「高さ」を見落として購入される方がいらっしゃいます。忘れちゃった方はいませんか?
高さを測る際の注意点とは?
洗濯機の高さは「洗濯機パン」を使っているかいないか、によって若干異なります。洗濯機パンの中には洗濯機の脚を置く土台のような部分が予め用意されている物があります。つまり純粋に床からの高さに加え、その「洗濯機パン」の高さをプラスして計算しなければなりません。
そうなるとどうすればいいの?
洗濯機の大きさや置くスペースにどれほどの余裕が生まれるかによって簡単に補修すれば可能な場合とそうでない場合が生じます。もしぶつかってしまうことが判明したらどのタイプか確認しましょう。
壁付単水栓・混合水栓の場合
洗濯機用の水栓が単水栓である場合は、5㎝ほどの隙間があれば短管を使って水栓の位置を変更することが可能です。混合水栓も場合も同じです。短管を使う本数が違うだけです。
使う材料は「ニップル」(三栄水栓;JT70-13¥640税別)1個。「エルボ」(三栄水栓;T73B-13¥1400税別)2個。短管は伸ばす高さで変わります。10㎝~20㎝かそれ以上なのか必要な高さを確保できる位置までの短管1本を使います。混合水栓の場合はこの2倍の材料になります。
埋め込みコンセント型の洗濯機用水栓の場合
厄介なのがこの埋め込みコンセント型の洗濯機用水栓です。この場合は単純に外付けの配管で位置を変えることはできません。そのため簡単には高さを変えることができません。
とりわけ狭いスペースにぴったりのドラム式洗濯機のサイズだった場合は給水ホースの取り付けもできません。この場合はどうすればいいのでしょうか?
壁内の配管から工事して高さを変える必要があります。
これはかなり工事が必要になります。配管を延長させるための工事に加え、壁の穴も新たに開口しなければなりません。既に開いている穴は何かで塞ぐか、きれいに仕上げたいのであれば石膏ボードの張替えが必要になってくると思われます。
材料代や工事費用もそう安くはなりません。
こう考えていくとどういうことになるでしょうか?
スペースと洗濯機用水栓の位置に合ったドラム式洗濯機を探すことです
ドラム式洗濯機の大きさや容量をよく検討する必要があります。容量の目安は何か?
「家族の人数」× 1.5Kg(1人の1日分の洗濯物量)がベースになります。
この計算式で行けば、4人家族で容量は6㎏となりますね。家族の人数に適さない容量の洗濯機を設置しても無駄な水道料・電気料を発生させてしまうだけです。場所ももっと省スペースに活用できるかもしれません。毛布やタオルケットを頻繁に洗う必要のないご家庭では適量の洗濯機をお勧めします。
消防法で決まっていることがあります。
洗濯機を置く際に「可燃物からの離隔距離」というのが消防法で決められているのをご存じですか?
前面を開放した上で上方13㎝以上、側方1㎝以上、後方1㎝以上、排水ホースの接続側は9㎝以上離すことが定められています。これを「消防法・基準適合組込形」と言います。つまり壁に擦れるぐらいギリギリに設置するということは法律違反なってしまいますね。
しかしながらこの離隔距離が保てないのが日本の住宅事情ではないでしょうか?実際ギリギリのお宅は多いのではないでしょうか?特に罰則は無いようですので?(法律関係は分かりません)
メンテナンスのことも考えましょう
ドラム式洗濯機に買い替える際には十分に検討して問題ないかどうかご確認ください。またメンテナンスのことも考えましょう。こちらも参照ください➡洗濯機の排水口のお掃除はどうすればいいの? 防水パンは洗濯機に合ったものにしてますか?
失敗の無い新しい洗濯機の買い替えをお願いいたします!
*こんなサイトも参考になりますよ。➡️ https://gamp.ameblo.jp/hamakaze-house/entry-12628445991.html