Categories: トイレ編

シャワートイレのランプが点滅しているけど何なの?

シャワートイレとはLIXIL・INAXの温水洗浄便座のこと

ふと気が付けばシャワートイレの操作パネルのランプが点滅している!?てことになってませんか?このまま使っていいのか?どうしたらいいの?・・・ 悩んでいる方はいませんか?

 

 

その点滅は「想定安全使用期間の10年をお知らせする」サインです。

点検ランプ」が点滅している場合がそれです。シャワートイレの電気部品の寿命が10年になるため、長期間ご使用になることによる「火災」や「怪我」などの重大事故につながる恐れがあることを知らせる目的があります。

もちろんこのランプが表示していると使えない訳ではありません。ただし、経年使用による内部部品の劣化が生じている可能性があるとのことです。

詳細はLIXIL・INAXのお客様サポートにご相談ください。こちらから⇨https://www.lixil.co.jp

フリーダイヤル:0120-376-832 営業時間:月~金/9:00~18:00 土日祝日/9:00~17:00 定休日:ゴールデンウイーク・年末年始・夏季休暇。

温水洗浄便座は寿命が早い

1日何回トイレに行きますか?

 

 

平均的な数字で言えば、1日4~7回くらいが正常のようです。これは性別や年齢によっても異なります。男性より女性の方が多く、50代から徐々にトイレに行く回数が上がってくるようです。

つまり世帯数が多ければトイレの使用率は高まり、洗浄便座の稼働頻度も高まります。使用頻度が多ければ多いほど消耗が早くなります。

温水洗浄便座も「家電」に含まれます。例えば全自動洗濯機などは耐用年数が「7年」とされています。同じ水を使う家電は他にもあります。例えば「食洗機」(食器洗い乾燥器)です。(食洗機の設置を自分で行う際の方法や注意点)実はこの食洗機の寿命も「7年」です。

温水洗浄便座も「7年」なのです。意外に早いと思われませんか?

 

修理することは可能ですか?

この質問をよくお聞きします。

 

 

結論から言えば「NO」です。

ただし保証期間内なら「OK」です。しかし保証期間はせいぜい新しく取り付けてから1~2年が限度で、大抵その期間では故障は起きません。こうしたことからTOTOなどが「延長保証制度」(有償)を設けています。

このTOTOの「延長保証制度」とは?

一般家庭でのご使用の商品が対象で、事務所や店舗ならびに病院等の一般家庭用以外での保証はできません。保証期間はメーカー保証期間と延長保証期間を合わせて「5年間」もしくは「10年間」になります。料金は10年保証が¥14.000(税別)5年保証は¥2,500(税別)となっています。

申し込みには期限があります。

例えば、家電量販店やホームセンターで購入してきた場合、買った日から3か月以内でないと駄目です。それを過ぎてからの申し込みはできません。

詳しくはTOTO延長保証事務局:0120-100-514に連絡してみてください。

ただし!完全に修理ができるとは限りません。

これまでのブログでウォシュレットの故障の原因や症状について取り上げています。よろしければこちらもどうぞ ➡ ウォシュレットから水が漏れるのは交換時期のサイン ウォシュレットの水漏れは修理できるのか?

ちなみに「温水洗浄便座工業会」の規定では「部品供給期間」は6年とあり、「最低保有年数」も6年と定めてあります。つまりそれ以降は部品などの供給が終了してしまう可能性が高まります。そうなると修理は不可能で代替品の交換になるようです。

つまりはっきり言えば修理という考えは捨てて本体交換を検討するほうが最善です。

ノーマルなタイプで値段も手頃なのはこんなタイプです。良ければ画像・テキストをクリックして購入ページにジャンプします。


LIXIL(リクシル) INAX 温水洗浄便座 【日本製】 2年保証 貯湯式 シャワートイレ RGシリーズ オフホワイト CW-RG1/BN8

BV2 TCF2222E SC1 パステルアイボリー

一番怖いのは漏電

これは電化製品すべてに共通している点ですが、電気を使う製品は常に「絶縁処置」がなされています。特にエアコンや洗濯機や食洗機など電気と水を使う電化製品には必ず「アース」線が備わっています。よくコンセントに緑の配線がくっ付いていますよね?それです。

 

 

この「アース」とは電気製品で電気が漏れた場合に安全に電気を流し感電を防ぐものです。他にも電磁波や静電気の防止、ノイズや落雷による機材への軽減の効果もあります。当然この温水洗浄便座にも「アース」があります。

経年数によって実はこの絶縁機能が低下してしまいます。

簡単に言えば、漏電してしまいます。それが人間に伝わると「感電」します。以前の仕事で200Vの配線で感電したことがありますが結構「痛い」です。

また電気の過電流が起きると「発火」の危険があります。時折温水洗浄便座の付近から焼け焦げた臭いがしたお宅もありました。内部の基盤や電気部品で異常が起きているとなかなか表面では見分けがつきません。

何かおかしい?と感じたなら「すぐにコンセントを抜いて使用を中止」することが賢明です。

そのため「交換お知らせサイン」なるものが設置されているものと思われます。このランプが点滅している場合はお早めに修繕をご計画くださいませ。

更新日:2020年6月22日

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

Share
Published by
ウォーターマン

Recent Posts

蛇口の水漏れで修理か交換か見極めるポイント

蛇口から水漏れしている 一言で…

4週間 ago

浴室シャワー水栓で修理を諦めないこと

ユニットバスでシャワーが壊れた…

1年 ago

隅付タンク式様式便器を交換する

隅付タンク式のトイレ 今では古…

1年 ago

洗濯機用水栓水漏れ 水道用コンセントタイプ

コンセント型水栓とは? 壁内部…

2年 ago