トイレのタンクの手洗いの水は衛生的なのか?

トイレの手洗い管からの水

トイレにはタンクに手洗い管が付いているものといないものとに分かれます。手洗い管が付いていない場合は、同じトイレ内に手洗い用の水栓とボウルが設置されていたり、トイレドアの直近に洗面台などがあるケースがほとんどです。




 

いずれの場合も、トイレを使用したら手を洗うことが慣例化されています。時々「トイレのタンクに付いている手洗い管からの水がきれいなのか?」どうかお尋ねになる方がいらっしゃいます。何か不衛生なのではないか?心配される方もいらっしゃいます。実際はどうなのでしょうか?

手洗い管から出てくる水は水道水

レバーで水を流せば、タンクに水が注水されます。その際に同時に手洗い管からも水が出てくる仕組みになってします。つまり水道管からの水が直接出ていることになりますタンクに溜まっている水を再利用している訳ではありません

 

 

キッチンや洗面台で使用する水道水が手洗い管から出ていますので衛生的です。つまりそこからです水も飲み水として使えるものでもあります。ですから手を洗うことで衛生的になることは間違いありません。しかし、タンク内の水は衛生的ではありません。つまりいつ溜められた水か分かりません。時間が経てば雑菌も湧いてしまいます。手洗い管から出る水だけが衛生的と言えるでしょう。

長年使用していくと手洗い管の吐水口や周辺に水垢や黒カビなどが発生してしまうことがあります。定期的にトイレの清掃を行う際に見落とされがちですが、手洗い管もきれいに掃除しておきましょう。汚れた状態ですと手を洗ってもきれいになっている気がしないかもしれません。





トイレの後に手を洗わない?

 

 

意外なことにある調査では、トイレの後に手を洗わない人が全体の15.4%にもなるという結果が出ています。もう少し内訳を見ると「小便の後のみ手を洗わない人」が7.3%、「大便・小便ともに使用後手を洗わない人」が5.1%に、そして「大便の後のみ手を洗わない人」が3.0%ということです。いやいや考え方は人それぞれですが、どうでしょう?

消費者庁では水洗いではなく、石鹸やソープなどを使って手を洗うことを推奨しています。トイレの手洗い管でそこまでできるかどうか難しいところではありますが・・・殺菌を行うには必要なことなのかもしれません。

手洗い管の使い方はいろいろ

 

 

手洗い管で手を洗う習慣が無い方は、そこが手を洗う場所だとは知らなかったという人もいらっしゃいます。中にはブルーレットなどの洗浄剤を置くだけのものやオブジェや飾りつけをする場所だと思っている方もいらっしゃいます。

実はそうすることでの弊害も生じてしまいます。





 

洗浄剤の中にはかなり濃い色の染料が使われているものもあります。その場合陶器にその染料がしみ込んで変色してしまうことが起きます。一度付くとなかなか落ちにくくなります。また飾り用のアクセサリーも小さいものですとタンク蓋の穴からタンク内に落下してボールタップやフロートバルブ等の制御部品の動作を妨げてしまうことも起きています。水漏れしたり水が止まらなくなったりする原因ともなり得ます。

つまり、手洗い管が付いているのは「トイレの使用後に手を洗うこと」のためであることを理解した上で正しい使い方をするように心がけましょう。その水は衛生的なのです。