突然お湯が出なくなった?
今まで使えていたシャワー水栓のお湯が突然出なくなってしまったということがおありでしょうか?焦りますよね?他の蛇口からはお湯が普通に使えるのに浴室シャワーだけ出ないとなると何が原因か不思議に思えます。何が原因なのでしょうか?
特にハンドル式起きやすい現象
これは実はハンドル式水栓に起きやすい現象でもあります。何が原因かと言えば・・・
水栓コマの固着です。
どういうことかと言えば、このハンドル式はハンドルを回して閉めるとスピンドルが下がりコマパッキンが押し下げられます。丸い水栓の通水口がパッキンで塞がれて水が止まります。水を出す時は逆にハンドルを回すことでスピンドルが上がり、コマパッキンが持ち上がります。そうなると通水口から水がカランやシャワーへと出てきます。
つまりコマパッキンのゴムが通水口にぴったりと固着してしまう現象が起きてしまいます。それが水(お湯)が出ない原因となります。非常に単純な原因でもあります。
どうやって直すのか?
コマパッキンの劣化が要因でもあります。ですからコマパッキンを交換する必要があります。まずは元栓で水を止めます。それからハンドルを外します。大抵はハンドルの中央にカバーがあり、それを外すとプラスねじが見えます。+ドライバーで緩めます。ねじが取れるとスピンドルが見えます。その袋ナットの部分を6角の場合はモンキーレンチで丸い場合はウォータープライヤーで回して外しましょう。そうするとスピンドルが外せます。
水栓ケレップがくっ付いていますので、ラジオペンチなどでコマパッキンを抜き取ります。新しいコマパッキンを差し込んで先ほどの逆の順番で戻します。注意していただきたいのは、スピンドルを入れたあとの袋ナットをきつく締めすぎないという点です。水栓コマ;三栄水栓・PP82A-2S-15¥205(税込)・給水上部パッキン;三栄水栓・PP42A-1S-13¥130(税込)
もしきつく締めてしまうとハンドルの回転が固くなり、スムーズな水の開閉がうまくいきません。ほどほどに締めましょう。手で回せないくらいで十分です。その後、元栓を開けてお湯(水)が出るかどうかテストします。
交換時期かもしれません
コマパッキンを交換したに水が出ない、切替がうまくいかない、シャワー水栓金具の周辺に水が漏れているという場合は本体の交換時期でもあります。この場合にはこちらのブログ記事をどうぞ➡浴室2ハンドルシャワー水栓 水が止まらない
ただしご自分で交換したい場合は、デッキ式の水栓金具のお湯と水の取り出し配管の距離を知れべなればなりません。85~120mmまでまちまちです。可能な限り穴を正確に開けて水栓を交換しまししょう。浴室シャワー水栓の交換で注意すべき点(デッキ式タイプ)