水道料金が高くなっていませんか?大きな2つの原因

2か月ごとの水道検診

 






現在では水道の使用量の検診に2か月ごとに行われています。大抵は上下水道ともに使用量にそれほど変化はありません。しかし、気付かないうちに水道料金が高くなってしまうことがあります。そのまま無視しちゃってませんか?料金も大したことないし気にしないことにしてませんか?

確かに大きな被害に至っていないかもしれませんが、いつ悪化していくかは誰もわかりません。水漏れは意外な弊害を生じさせてしまうことがあります。直接的でなくても間接的なトラブルも発生してしまうのです。どんな見落としがちな水漏れ・漏水があるのか?よく遭遇する2つのパターンを取り上げましょう。

パターンその1;地中の埋設された水道管の漏水

水道管は量水器から建物に配水させるために建物の周囲に埋設されそれぞれの水回りのポイント(お風呂場・トイレ・洗面台・台所)に伸びています。つまり建物を1周するように配管が敷設されていることが多いのです。そのためその配管部分で亀裂や破損が生じた場合、水漏れが地中でおきるため表面上ではなかなか気付きにくくなってしまいます。

特にコンクリートで埋められていたり、土壌の場合も漏れている水が地中で噴き出していても浸透してしまうためなかなか表面には現れなくなります。異音やよほどの漏水でない限り、気付きにくくなってしまうのも無理はありません。





 

いつも土壌が湿っていたり、配管から水漏れしている音が聞こえたりします。そう言ったところを掘ってみてください。徐々に土が濡れてくることがあります。水が染み出てくる方向に掘削を進めて行けば漏水箇所にぶち当たります。

 

 

このように配管が入り組んでいる場合があります。配管のつなぎ目あたりがよく漏水してしまうポイントでもあります。周囲を掘ってよく見極めましょう。何mmの配管でしょうか?どこにつながっていますか?鉄管でしょうか?塩ビ管ですか?どのように補修したらいいのかまずよく考えましょう。修繕作業ではほかの配管などを破損させないように注意してください。

直管の状態であれば補修の方法として「鳥居配管」にすることができます。ほかにも「バルブソケット」を使ってフレキ管でつなぐ方法もあります。一番無難な方法で補修してください。

パターンその2;トイレのロータンク内の水漏れ

トイレのタンク内には水を自動で出したり止めたりする制御部品があります。これも経年によって摩耗や破損が生じて水漏れを引き起こしてしまうことがあります。これも静かに劣化していくため気付きにくい箇所でもあります。

特にタンクの水が少しずつ便器側に流れ出る、いわゆる「便チョロ」という故障はよく見ていないと分かりません。原因や対処法はこちらをご覧ください➡フロートバルブを交換する方法 知らず知らずにその量は増えていきます。

タンク部品を交換しましょう。交換しておいた方がよい部品は「ボールタップ」「フロートバルブ」「タンクレバー」「給水管」などです。これらは常に連動して動いています。ほぼ同年数動き続けています。1つだけ交換しても次から次へと問題が移行してしまうだけです。交換するときは全部交換しておきましょう。それぞれの故障事例や解決法はこちらをどうぞ➡トイレの水を節約したい方はこちらを!必見です! トイレの給水管の水漏れは交換した方がいいのはなぜ? トイレの水が止まらなくなる意外な2つの原因





 

このように全部新しい部品に交換しておけば心配はありません。交換後は動作確認をなさってください。水漏れがちゃんと止まっているか、部品交換後は量水器でチェックしましょう。パイロットがピタっと止まっているようでしたら大丈夫です。

水漏れは様々なところに問題を起こします。最近水道使用量が多くなっていると感じておられる方は今一度点検してみましょう。