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洗面台のリフォームで注意すべき点とは?

洗面台を交換したい!




長年使用してきた洗面台。何か固いものを落としてひび割れしていたり、汚れがひどくなっているかもしれません。ミラーキャビネットも鏡がくすんでいたり、割れていることもあるかもしれません。毎朝身支度を整える場所がその様ですとなんか気分が乗らないですよね?

それなら洗面台を交換しませんか?

 

 

以前のブログにも交換の仕方について取り上げています。こちらも参照ください!➡洗面台をリフォームするにはどうすいればいいのか? 今回は交換するときの注意点を主に取り上げたいと思います。

給排水の方式はどうか?

洗面台の間口や高さはOKでも、給水給湯の配管や排水トラップの排水管の位置がどうなっているかを考えて取り付けなければなりません。給水管や給湯管が床から出ているのか?壁から出ているのか?によって洗面台の取り付け前に加工しなければならなくなります。

同様に排水管が床に伸びているのか?壁に伸びているのか?これも洗面台を設置前にあらかじめ開口しておかなければならなくなります。どのように加工することができるのか?

 

 

それにはこのような「ホルソー」ドリルが便利です。

38mm径のホルソーがあればベストです。インパクトか電動ドリルにはめられるものをお使いください。床配管・壁配管の位置を正確に測定してそこに丸い穴を開けておきます。床配管の場合は設置した後でも塗装ベニヤを外して穴を開けられますので大丈夫です。壁配管の場合はあらかじめ穴を開けとく必要があります。



壁の素材はどうなっているか?

洗面台もミラーキャビネットも壁面にねじで固定させる必要があります。洗面台はある程度の重さがありますので、ねじ止め固定はしなくても大丈夫かもしれませんが、ミラーキャビネットはそう言う訳にはいきません。固定させないと倒れてきます。

壁面が合板などの板材石膏ボードであればそれほど問題なく取り付けされますが、コンクリート壁の場合は少し面倒です。特に古いマンションや公営住宅などに多く、壁に「アンカープラグ」と呼ばれる樹脂製のねじ止めを補強する部材が必要になります。その「アンカープラグ」を壁に取り付けるためにもドリルで穴を開ける必要があります。

壁のコンクリートがかなり固い場合もあり、ドリルのパワーが弱いとなかなか穴開けすらうまくいかないことがあり得ます。洗面台の場合はアンカープラグ穴が10mm必要となります。ドリルの刃も同径のものが求められます。最低80mm奥までは打ち込まなければなりません。どうしても無理な場合は専門業者にお任せしましょう。



蛇口の接続に必要なもの

通常、洗面台・ミラーキャビネットを購入した場合、蛇口は付いていますが、蛇口と給水・給湯の止水栓につなぐ「配管」は入っていません。シャンプー水栓の場合は取り出しようのホースが伸びていますのでそれをつなげば大丈夫ですが、2ハンドル混合水栓やシングルレバー混合水栓の場合は止水栓まで配管つなぐ必要があります。

大抵は、300mmくらいのフレキシブル管があれば大丈夫です。お湯と水用に2本用意しておきましょう。パッキン止めでOKです。もし無ければ今まで使っていた配管を併用できればそれで取り付けてください。ただし水漏れなどの劣化が起こるかもしれませんが・・・可能であれば新しい配管にしておいた方が賢明です。

このほか、必要な道具としてモンキーレンチ(水道屋さんの道具 よく使うのがモンキーレンチ) や「L型レンチ」もあれば水栓のフレキ管などの袋ナットを締める際に役立ちます。隙間が狭いのでこういった道具が無いと不便です。ビス止めには「インパクトドライバー」も使えます。手締めでもいいですが非常に楽です。

以上、洗面台をリフォームする際の注意点です。ご活用ください。

 

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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