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トイレに自動洗浄機能を付けることのメリット・デメリット

自動洗浄機能とは?

この「自動洗浄機能」とはどういったものなのでしょうか?メーカーによっては「オート洗浄」とも呼ばれています。つまり自動で水が流れる機能です。いちいちレバーを動かさずに勝手に使用後に流れてくれるのです。

 

 

設定で「オート洗浄」を切ることもできます。その際は壁リモコンの「大」「小」の「流すボタン」を押して動かすことになります。最近では「エコ量ボタン」も別に設置されています。この自動洗浄機能は本当に便利なのでしょうか?

オート洗浄機能のメリット

使用後、大抵のトイレでは、服を直して立ってから向き直り、タンクのレバーを回します。

この一連の動作の中で最後の動作が不要になります。流さなくても勝手に洗浄されてしまいます。いちいちレバーを回す必要はありません。単純に1つの作業が要らいなくなるというものです。手動モードにしてもボタンを押せば流せてしまい、操作性が楽になっています。

メリットと言えばこれくらいでしょうか・・・

オート洗浄機能のデメリット

この機能は常に自動で流れてしまいます。つまり使用者の意思は無関係です。

中には体調管理上、尿の色や便の具合などを見て判断される人もいらっしゃるかもしれません。しかしオート洗浄の場合は無情にも勝手に流れてしまいそれも無理です。

 

 

またこの機能で慣れてしまうと他の場所のトイレで「流し忘れ」をしてしまう方もいらっしゃいます。体がトイレは勝手に流れるものだと思い込んでいてお店や友人宅でも流さずに出てしまい、次に入る人が不快な思いになってしまうことが起きています。

機械制御で行っているため、動作不良などが起きる際には修理が非常に困難になります。ウォシュレット一体型ではなく自動レバーと連動させるタイプの場合、ウォシュレット側か自動レバー側の故障かによって交換費用がかさんでしまいます。

このオート洗浄機能は今流行りのタンクレストイレやウォシュレット一体型にも装備されています。特にオプション機能で取り付けたタイプもあります。それは回転モーターが備わったタンクレバータイプです。

このレバーから配線が伸びてウォシュレットなどに繋がっています。このタイプはウォシュレットのリモコンが制御信号を送り配線を伝ってレバーが動くシステムになっています。このような後付けできるタイプもあります。

しかし、一度オート洗浄式にしてしまうと同じタイプのウォシュレットしか付かなくなります。別の種類のウォシュレットを単体で購入しても取り付けできません。もちろんオート洗浄機能を止めてしまえばどんなタイプでも交換はできます。

結論から言えば・・・

オート洗浄機能はあまり必要のない機能と言えます。

流したい時に自分のタイミングで洗浄できればそれでいいのではないでしょうか?機能を複雑化すればするほど故障した時の修繕が難しく費用も高くなります。ある程度の機能さえあれば十分だと言えます。

これと同じくらい不要と思えるものは「自動開閉機能」です。

 

 

便ふた」や「便座」が自動的に開いたり閉じたりします。手で開けたり閉めたりしなくてもいいという機能ですが、そこまで自動化は必要でしょうか?どんどん自動化していくと人間は退化していくように思えます。メーカーは差別化を図る一環として様々な機能を施し、販売してしますが、本当に必要な機能なのかどうかを消費者が見極めることも大切です。

あくまでも私の主観ですが、皆様はどのようにお考えでしょうか?

更新日:2020年8月31日

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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