洗面台下の排水管の破損に気を付けないと大変なことに!

洗面台の下のパイプがメッキですか?





洗面台排水栓トラップには2種類あります。「Sトラップ」型と「Pトラップ」型です。これは何が違うかというと排水管が床下にあるか横壁にあるかです。古い公営住宅なんかは大抵「Pトラップ」型の排水栓トラップになっています。そして管の材料は青銅メッキを使っています。

金属である以上、排水をさせて長年使っていけば「腐食」は避けられません。鉄でも無いのに錆びるの?と疑問に思うかもしれません。しかし、青銅メッキ特有の錆び方をします。まず表面に緑青錆のように緑色のシミのようなものが見られてきます。または「白い」塊のような物が付着しているようなケースもあります。いずれも排水管に大きなダメージがあることになります。

配管の腐食を無視し続けるとどうなるの?

こうなります。

つまり配管が腐食した部分から割れたり、穴が開いたりしてしまします。以前のブログにも取り上げています。こちらも参照➡洗面台水漏れの予防とは?パイプの劣化見落としてませんか?        これはかなりひどい場合ですが、こうなるともう補修作業では直せません。

万が一水漏れしてきたら?

ある時、洗面台の下の配管から水漏れしていることに気が付いたなら、配管の下にバケツなどを置いて床への漏水をまず防ぎましょう。

特にマンションやアパート、公営住宅では階下漏水の被害が生じてしまいます。賃貸物件の場合は自然の劣化によるものであれば、不動産屋か管理会社が対応してくれますが、分譲マンションなどですと被害が出た場合は、損害補償が発生してしまいます。こちらのブログを参照ください!➡マンションや団地で漏水した場合の補償とは?

バケツや洗面器など水を受けられるものを下に置いてください。白い物が付着している場合はいじらず水道設備業者を手配しましょう。自分で直しことをお考えなら洗面台の写真を撮ってDIY店か資材屋さんに同じ物を取り寄せてもらいましょう。



比較的多い洗面台排水栓トラップとは?

口径32mm用でポップアップ式排水栓トラップかゴム栓式排水栓トラップです。ポップアップ式とは洗面ボウルに水やお湯を溜めるための栓が洗面台水栓の後ろに付いているツマミを引いて閉めるかボタンのような詰まりを引いたりすして排水口の栓が開いたり閉まったりする方式のことです。

ゴム栓式は読んで字の如く、排水口にゴムの栓をして水を張ることができるタイプのことです。 どちらでもない?という洗面台は表と裏の写真を撮ってお店の方に相談してみてください。合った物を取り寄せてもらえるかと思います。






使う道具はどんなものがいいの?

まずモーターレンチです。

袋ナットの大きさに合わせてナットを緩めて外します。

床排水では床にある排水管の穴とこの洗面台排水栓トラップの配管との距離をU字管を動かすことで調整が図れます。パイプは斜めになっているなら距離に問題があります。接続部分の袋ナットを最初からガチガチに固定せず、最初は仮止め位にしておいて垂直になったらその位置で袋ナットを締めて固定させましょう。

取り付け後は、水を実際に流して水漏れが無いか、検証してください。水が漏れてくる場合は取付不良です。最初からやり直してください。これには「コツ」が必要なのです。途中で無理だと思われたら水道屋さんに頼んでしまいましょう。材料はありますので作業代だけ支払えばいいのです。

とにかく水を放置せず、早めに対処してください。