必見!キッチンリフォームでシステムキッチンを選ぶポイント

システムキッチンとは?





システムキッチンと普通のキッチンの違いとは何でしょうか?従来のキッチンは流しとガス台がありガスコンロは別に分離されていました。システムキッチンはコンロやその他の設備を一体化させたキッチンのことです。全体的にスッキリしたスタイルでおしゃれな感じになります。

 

蛇口の種類を選べたりガスコンロを2口から3口にしたり、IH(電磁調理器)クッキングヒーターを組み込ませたり、ビルトイン型の食洗機を組み込んだりすることができます。シンク下の収納も引き出し式で整理しやすいものになっています。排水設備が整っていればディスポーザー処理ができるものもあります。(参考記事➡ディスポーザーは後付けでも使えますか?

これからキッチンを入れ替えたいとご検討中の方はどんなシステムキッチンにすればいいのか迷われることも多いかと思います。ショールームに見学に行く時間も無いという方もいらっしゃるかもしれません。では主な機能や設備について取り上げてみましょう。これは要るのか要らないのか?よくご検討ください。





IHクッキングヒーター

 

IHとは電磁誘導加熱器のことです。仕組みとしては電流を流した「コイル」から発生した「磁力線」が密着したIH用の調理器具に過電流が生じて、その電流が熱に変化して発熱させる方式になります。この調理器の特徴は火力による熱電動ではなく電気によるものなので常にヒーター面に接していなければ熱が伝わらないという点です。鍋やフライパンをくっ付けていないときちんと焼けなくなります。

調理器具もIH用でなければなりませんので、新規に取り入れる場合はIH用のものを取り揃える必要が生じます。熱伝導は早さは火力よりも早く、沸騰速度もIHの方が早い感じです。繰り返し煮こぼれなどで起こすとIHヒーターの表面が傷みやすくなります。電気代のそれなりにかかります。

しかし、お手入れは超楽です。表面がフラットなので気になる油汚れも洗剤を吹きかけて拭き取ればきれいになります。ガスレンジのようにゴトクを外してガス穴をブラシで磨いてなんて作業は要らない訳です。時間短縮になります。





ビルトイン食洗機

 

ビルトイン型の食器洗い機があります。引き出しタイプや扉タイプもあります。乾燥機能も付いています。食器をシンクで洗ったりせず、軽くすすいで食洗機の中に入れてスイッチオンで作動します。置き型の食洗機とは違い、すでに給水や排水の管が奥で組み込まれています。こちら参照ください。➡食洗機の設置を自分で行う際の方法や注意点

何年か使用していきますと排水管が詰まることがあります。ところがメンテナンスしようとしても簡単に外すことが出来ません。メンテナンス用の扉が付いていればまだ大丈夫ですが、無い場合はかなり大変です。一度食洗機を分解してトレイを取り外さなければならなくなります。

作動しなくなったり、扉の開閉がロックしたり、不具合が出てくると修理が困難になります。最初は問題ありませんが、しばらくご使用になっていくと上記のような不具合が生じています。

多機能な蛇口






システムキッチンの蛇口もいろいろと選べます。シンクに浄水器専用水栓を付けることもできますが、蛇口に浄水器を備えたものに取り付けることもできます。こちらも参照ください。➡浄水器内蔵型シングルレバー混合水栓はいいですか? シャワーになったり、ホースを引き出しできたりして、シンク内の掃除に便利なものもあります。

ただ機能が多いと水漏れや不具合もどうしても増えていきます。複雑な機能は必要ない方はシンプルなシングルレバー混合水栓を取り付けることも可能です。ご自分が必要と思える水栓金具をチョイスすることができます。

どれを重視しますか?

以上の機能は人気のあるものですが、本当に自分は必要なのかよくご検討されると良いと思います。今回取り上げませんでしたが「ディスポーザー処理付き」のシステムキッチンはリフォームではほとんど設置ができません。ご自分がどの機能を重視しているかで決めていただきたいと思います。よく考えずに取り入れてみたものの「やはり必要なかった」ではもったいないと思います。 ぜひ比較検討して何を導入すべきかをお選びいただければと思います。