トイレをリフォームする際の注意点

トイレをリフォームしたい

長年使用してきたトイレがかなり古くなってきて調子もおかしい・・・

そろそろリフォームする時期なのかな?・・・そうお感じの方も多いかと思います。まず何をどう考えていけばいいのでしょうか?単純に水道屋さんに依頼すれば1から10までやってくれますが、業者の言われるままに施工してもらうと自分の意向とはちょっと違う感じになって、費用も莫大になってしまうことも起こり得ます。どうすればいいのでしょうか?







1、どこまでリフォームするかを決める

 

 

まずリフォームどの範囲まで行うかをよく検討して決めておくことが必要です。

便器だけなのか?床のCF(クッションフロア)まで交換するのか?壁クロス(壁紙)も一緒に新しくするか?などです。中にはトイレの床が腐食してへこんでしまっているお宅もあります。その場合は床板の張替工事も同時に必要になると思われます。

業者を手配すれば当然この辺りまでは営業してきます。ご自分がどこまで新しくしたいのかが定まっていないと言わるまま工事が追加されていきます。結果として費用が上がっていきます。ここで自分がどこまでのリフォームをしたいのか?予算はどれくらいなのか?を定めておけば意図しない工事は省くことができますね。

 

2、どんなトイレにするのか

 

 

今ではいろんなトイレが販売されています。タンクが無いものやウォシュレットが一体化したものや自動で洗浄する機能や便蓋が自動に開閉するタイプなど様々です。これに関してはトイレのスペースや立地条件にも選択が狭まります

狭いスペースの中に大きな便器を置けばその分狭くなり使用時の動作に不便さを感じる可能性があります。またタンクレス(タンクが無い)の場合は省スペースでおしゃれ感があるものの住宅の元々の水圧が弱く、規定水圧に達していないと流れなかったり、停電時には使えなくなるというデメリットもあります。洗剤が流れるトイレもありますが、陶器ではなく樹脂製ですので経年により変色しやすくなります。また節水力を売りにしている便器も注意が必要です。こちらも参照ください➡知らないと怖い?節水トイレの正しい使い方とは?



いずれにしてもご自身の一番好みとなる便器を選択しておくことは大切です。もちろん価格も大きな要素です。どの機能が必要・不必要なのか?色は何種類選べるのか?などいろいろと精査して決めて行かれると良いかと思います。例えばおしりを洗浄した後の「温風乾燥機能」というものがありますが、はそれが付いているかいないかで金額が変わります。実のところあまり使われていないことがほとんどです。使わない機能がたくさんあると無駄になりますので、シンプルな機能の機種を選ぶ方が賢明ですね。

 

3、どれくらいの予算で行うか?

リフォームしたいと思っても先立つものは「予算」です。

 

 

どこまでやるかは予算で決まるといってもいいかもしれません。しかし、どうせリフォームするならきちんと満足のいく仕方で行いたいと思うのも事実です。特にこだわりが無いようでしたら単純に水道業者かリフォーム業者の数社に見積もりを取って一番安い業者にお願いすることもできます。業者はタウンページやネットから検索することもできます。よく選定の材料に地域密着となっている業者を選ぶ方も多いかと思いますが、それをうたっている業者のほとんどが実はその地域には店舗も事務所も無いというのが常です。近所の業者だからという選択肢はあまり意味がありません。

 

 

しかし!安い事だけ見てしまうと危険もあります。

これまで伺ったお客様の中には安いだけで決めてしまい、施工の不備などがあっても全く対応しない業者だったと聞きしたことがあります。大幅な値引きをすれば当然最低の利益しかもたらさない訳ですから”アフターサービスまでやってられない”というのが本音かもしれません。

あまりにも対応がひどい場合は消費生活センターに相談してみましょう。(消費者庁の消費者ホットライン#188)または自治体ごとに消費生活センターが設置されていますので一番近い相談窓口を選ぶことができます。

 

 

それで業者さんを決める際には、その会社の取り組む姿勢やアフターサービスまできちんと行ってくれる誠実なところなのかを見極める必要もあります。時間や約束を守るかどうかも誠実さが表れます。こちらの要望もよく取り入れてくれる良心的な業者を探しましょう。感触が良ければ今後も何かあれば頼めますね。

ぜひ良い選択をして満足のいくリフォーム工事を行っていただければ幸いです!