リモコンでウォシュレットが動かなくなる
いつもはリモコンを押すと自在に洗浄が出来ていたのに、ある日突然反応しなくなってしまうことがあります。センサーが感知しなくなったのかな?故障したかな?と思います。実は意外なことが原因だったりします。それは・・・
原因は何か?
ウォシュレットの耐用年数は7年です。もちろんそれ以上使用できることがほとんどです。 ですからウォシュレット本体の故障が起きてもおかしくない使用年数や使い方であればそれも考えられますが、しかしほとんどの場合は・・・
『バッテリー切れです』(電池切れ)
意外に知らない方が多いのですが、リモコンの電源は「乾電池」です。懐中電灯でも有りがちですが、乾電池内のバッテリーの残量が時間の経過と共に減っていくものです。災害時に備えて時折点検して定期的に交換されているのではないでしょうか?
ウォシュレットのリモコンも同様です。
大抵のリモコンでは「単3形」の乾電池の使用しています。はっきりは断定できませんが新品の乾電池を取り付けた場合は、数年持ちます。ただし、いつ切れてしまうかは電球切れと一緒で分かりません。
ただ最近販売されているウォシュレットのリモコンには、「バッテリー残量」の表示とランプで分かるようになっています。時々、リモコンのバッテリー残量がどうなっているのか?確認されるようにお勧めします。
リモコンの裏側に乾電池を入れるカバーが取り外せるようになっています。そのカバーを外して古い乾電池を交換してください。プラスとマイナスの向きが表示されていますので、正しい向きで入れてください。交換出来ましたら壁に戻して便座に座って動作確認をしてみてください。服を着たままテストするとびしょ濡れになりますのでご注意を。
電池を交換しても作動しない場合
電池を交換しても反応が無い場合はどうしたらいいのでしょうか?
接触不良が考えられます。一時的なものであれば一度「コンセント」を抜いて、もう一度差し込んでみてください。それから動作確認してみてください。ちゃんと動くようになったら大丈夫です。
ただし、これでも動かないとなれば電気制御部品の故障が考えられます。
リモコンのセンサーの感度が悪いのか?ウォシュレット本体の故障なのか?見極めるにはウォシュレット本体側にある「手動ボタン」で洗浄やビデが作動するか点検してみてください。その操作で洗浄が可能でしたら、単純にセンサー機能部の故障となります。電気信号がうまく感知できなくなっている可能性があります。ではどうすればいいのでしょうか?
メーカーメンテナンスにご連絡を
ウォシュレットの便蓋の裏側に本体の「品番」や「ロットナンバー」が表示されています。 その表示の下の方に故障時の連絡先が銘記されています。商品のお問い合わせではなく修理受付の連絡先に電話してください。なかなか繋がらないことがありますが、辛抱しながら繋がるの待ちましょう。
例えば品番がTCF〜で始まるものはTOTO製でCW〜で始まるものはINAX製となります。
ウォシュレットの故障で修理をご希望の場合は必ずメーカー修理連絡先にご連絡ください。
してはいけないのは・・・
一般の「水道業者」を呼ぶことです。
一般の水道屋さんではウォシュレットの電気部品の修理はほぼ対応できません。メーカーに連絡したが、なかなか繋がらないので慌てて手配する方もいらっしゃいます。修理をご希望ではないならそれも方法の1つですが、ほとんど本体交換になってしまいます。
それで修理をご希望でしたらやはりメーカーメンテナンスに来ていただいた方が確実です。それでも「直らない」となれば初めて買い替えをご検討していただければいいのです。ただし時間をあまりかけたくないという方は水道業者を手配してください。
ウォシュレットは今や生活必需品でもあります。使えないストレスを早く解消しましょう!
更新日:2021年4月18日