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キッチンの蛇口交換の賢い選び方とは?

キッチンの蛇口を交換する

水漏れしていたり、レバーが壊れたり、水が止まらなくなったり・・・蛇口の交換が必要になる時期が必ず来ます。どんな蛇口を交換されますか?水道屋さんの勧めるものですか?       今どんな蛇口があるのかご存知でしょうか?

キッチンの蛇口と言ってもいろいろあります。

壁付2ハンドル混合水栓・壁付シングルレバー混合水栓・ワンホールシングルレバー混合水栓・ツーホールシングルレバー混合水栓・ツーホール2ハンドル混合水栓

壁付混合水栓

 

 

主に2ハンドルの混合水栓をお使いの方は、シングルレバー混合水栓に交換されることをお勧めします。ハンドル式はひねって水やお湯を出しますが、レバー式は上げ下げするだけで水やお湯を使うことができる便利な蛇口です。濡れた手でハンドルを回していると蛇口の周りが水浸しになってしまいます。レバーなら手首で出し止めできて便利です。

ワンホールシングルレバー混合水栓

 

 

ワンホールとは1つ穴に取り付ける蛇口のことです。このタイプも今ではいろいろと変化が見られます。これまではお湯と水をただ出せるという感じでしたが、今では先端にシャワーの切替がついていたり、浄水機能が内蔵されている蛇口もあります。

またホース式になっているので先端部分を引き出してシンクを洗ったり引き出せて使うことができます。またワンタッチ水栓といったボタンを押せば水が出てくるものもあります。

 

更に進化したキッチンの蛇口

更に進歩は進み今では「タッチレス水栓」が出回っています。

 

各水栓メーカーがこのタッチレス水栓をラインナップさせています。TOTO製ですと「自動水栓」と呼ばれますが「TEK34UPAS」というタイプになります。定価¥97,400(税別)です。

LIXIL製では「ナビッシュ」と呼ばれるタイプになりますが、なんと浄水器ビルトイン型やエコセンサー付きといったバリエーションが豊富になっています。一番高額なタイプは定価¥159,000(税別)もしちゃいます。ひえ~!

少し前のですと、水量が調節できないことがあったり、水の温度を調節できないといった使いづらさがありましたが、今ではメーカーの改善が図られ自在に調整・調節が可能になっています。

 

 

やはり手をかざすだけで水やお湯が出るのは便利ですね!例えば、洗い物をしている時は両手が塞がってしまうことがあります。そんな時濡れ手でも触ることなくかざすだけで水が出てきます。止水も自動で行われます。

蛇口が汚れていく最大の原因は「水垢」です。これは水栓本体に水が多くかかることで発生しやすくなっています。その状況がほとんど無くなりますので「掃除が楽」になるというメリットがあります。

しかし・・・デメリットもいくつかあります。

タッチレス水栓はセンサー感知により吐水止水がなされますので、このセンサーの反応の仕方が遅かったり、逆に速かったりするのでレバー式から交換された場合は慣れるまで少し時間がかかります。

センサーはこちらが意図せずに近づけても反応してしまいます。不意に水が出て来て腕がびしょびしょになるといったことも起こります。

水栓本体は電動ですので電気が停まると動きません。もちろん手動に切り替えれば問題無く使えますが、停電などが起きると少し不便になります。

 

 

2ハンドル混合水栓をシングルレバー混合水栓に

これは以前のブログで取り上げた「リモデル式」水栓をご覧ください!➡2ハンドル混合水栓をシングルレバーに交換したい(デッキ式)

 

 

古い2ハンドル式の混合水栓をハンドルやスパウトを外してリモデル水栓に付け加えるだけで・・

 

あっ言う間にシングルレバー混合水栓に早変わり。超簡単に施工できます!

この交換は非常に簡単で便利です。誰でも交換ができます。厄介な配管工事までする必要もありません。結果的に非常にコスパの効いた修繕になりますよ。

結論として・・・

ハンドル式の水栓よりもシングルレバー水栓の方が確実に便利であると言えます。中にはハンドル

式にこだわっている方もいらっしゃいますので、それはそれで同じ物で交換されればよろしいかと思います。今回取り上げましたのは、意外に蛇口がいろいろあることをご存知ない方が多いということに気付きました。

 

 

20~50代くらいまでの方はネット検索や情報収集にそれほど抵抗はないかもしれませんが、60~70代の方の中にはほとんど知らない方もいらっしゃいます。知らいないよりは知っていた方がいいと思います。それで結論から言えば、ご自分の気に入った蛇口を交換されることが一番と思います。

ご年配の方は使い慣れた水栓のタイプの方が良いかもしれません。

以前に70代後半のご夫婦の家でハンドル式の水栓が故障してレバー式の交換をご提案しました。それほどレバー式を希望してはいませんでしたが、こちらの勧められるまま交換となりました。取替終了後に使い方の説明をしましたが、実際に触ってみて依然と勝手が違うことにかなり違和感を感じられ「替えなければ良かった」とまで言われてしまいました。

ご年配の方の中には、これまでの習慣を変えることに困難を感じる方もいらっしゃいます。この経験からむやみに便利なものを勧めるのは賢明でない事がわかりました。このことは現在でもハンドル式が沢山販売されているのはそれだけ注文があるということの証拠だと思われます。

それでどうぞこの情報を参考にしていただいて毎日のキッチンワークを快適なものにするには何が一番かをまず検討して交換されることをお勧め致します。

更新日:2020年10月14日

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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