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水栓の交換時期の見極め方のコツとは?

水栓金具には寿命があるの?

毎日使う水道の蛇口(水栓)はずっと使えるものだと思っていませんか?実は水栓金具にも寿命があるのです。もちろん使い方にもよりますが、普通に使用していても故障や水漏れなどが起きることがあります。中には20年、30年使っていて何も無く使っている方もいらっしゃいます。






水栓の種類によっても若干の違いが生じます。

以前ではハンドル式の水栓がほとんどでしたが、今では混合水栓になりシングルレバー式が主流となっています。ハンドル式の場合、ケレップや給水上部パッキンやパイプパッキンと言ったゴム製の部品の消耗が早いため、10年前後で1回はパッキン交換が必要になりました。ではシングルレバー式の場合はどうなのでしょうか?

シングルレバー混合水栓の交換時期のポイント

1、水栓本体からの水漏れ

水栓本体から水が漏れてくるという症状があります。レバーを動かすと漏れる量も増えてくるということもありますし、何もしないでも水栓の周りに水が流れ出てくるケースもあります。5年前後のご使用期間なら水栓の内部カートリッジの交換で直る(カートリッジ交換) かもしれませんが、それよりも長くご使用になられていれば本体交換の方が賢明です。

2、水栓自体がグラグラする

水栓は本来固定されているものです。それがレバーを動かす度にグラグラに動く、ずれるといった場合は、本体からの水漏れ等が起きていて台座の下にまで水が侵入している証拠です。水栓金具は必ず固定金具によって裏から取り付けられています。水漏れが原因で裏板が水を含み腐食し固定させることが出来なくなっている状態なのです。きちんと固定するには水栓本体を取り外し、裏板やコルク板を補強しなければなりません。そうした工事を含めて交換が必要となります。

3、動きが悪い

水栓は左右に吐水パイプが動くようになっています。ところが経年によっては全く動かなくなったり、動かせるとしてもかなり固くなっている場合があります。同様にレバーも固くなっているために上下左右の動きがかなり重くなっていることがあります。こうした状態も水栓金具の限界とみてよろしいかと思われます。

4、本体に亀裂・吐水パイプに穴

水栓本体からの水漏れとも共通していますが、本体にひびなどがあれば徐々に広がっていきます。また吐水口のパイプ部に小さな穴が開いてしまった場合も補修する方法はありません。また接着されている断熱キャップの破損も同じです。取替が効きません。このような症状になった場合も交換が必要となります。


本体交換のメリットとは?

カートリッジ交換などの修理も本体に問題があれば一時的な処置となってしまいます。それがいつまでも持つのかは分かりません。思いのほか早く来てしまったら、修理の時間・費用・労力がすべて無駄になります。設備はいつかは劣化していくものなのです。

これまで気にしないでいても使いづらさは感じているのではないでしょうか?レバーが固いことに気が付かず、実際に動かしてみるとかなり固い水栓もありました。高齢の方でしたら腕にも大きな負担になります。こうしたすべてが見えないストレスになっているのです。

解決させるには本体交換が一番です。

交換すれば水栓はきれいですし、使いやすくなります。いつも心配しながら使う必要もありません。水栓の動きも滑らかで気持ちが良くなります。自然と炊事が楽しくなっていくことでしょう。ストレスが無い水回り生活になります。最近では自分で交換される方も多くなっています。ネットやYouTubeで無料でやり方も学べますね。その分費用も浮くことになります。この機会にぜひ水栓の本体交換を行いましょう!



ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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