浴室の排水つまりの原因のほとんどは・・・?

浴室の排水がつまる原因とは?

排水が流れなくなると困るのはお風呂場です。なぜなら排水させる水の量が何処よりも多いからです。洗髪や身体を洗う際に大量にお湯を流します。

平均的な浴槽にお湯を張れば約200リットルの量になります。

排水口から排水が流れなくなる主な原因とは何ですか?それは・・・髪の毛です。もちろん人間には髪の毛以外にも体毛がありますのでそれらも含めての話になります。髪の毛くらいで排水がつまることがあるの? と思われるかもしれませんが、意外にその量は多いのです。




 

配管に詰まってしまうのはなぜ?

それは主に髪の毛が排水と一緒に配管まで流れ出てしまうからです。

浴室の排水口には大抵「髪の毛キャッチャー」という排水に流れないようなフィルターがあります。ほとんどの場合はそこで止まる訳ですが、浴槽などで洗髪したり体を洗ったりすると浴槽の排水口にはフィルターが設置されていないため、そのまま排水されてしまいます

浴槽の排水は一旦は洗い場の排水口に流れ出ます。しかしそれは髪の毛キャッチャーの下のトラップ内を通って行くのです。その髪の毛が洗い場の排水トラップに集結することがあり、そこを分解して清掃することによって詰まりが解消することも多々あるのです。




配管で詰まると大変ですよ 

配管は中に汚れが溜まりやすくなっています。大抵が油分になります。シャンプーやボディソープなどで洗い落とされるのは大抵が「皮脂」や「整髪料」など油分です。その油分がビニール配管(塩ビ管)の汚れとなりそこに髪の毛が付着して絡まります。それが繰り返されていくことで配管をつまらせてしまうのです。しかも浴室の排水管の口径が台所と同じかそれよりも小さい可能性があります。

特に配管は複雑にエルボなどの継手で組み立てられています。そのような曲がりの部分に詰まりやすい場所が生まれてしまうのです。こうなると薬剤を投入してもほとんど効果がありません。薬剤の効力が届くまでにかなり薄められてしまうからです。劇薬は使用できませんし、市販もされていません。ではどうしたらいいのでしょうか?

詰まり抜きの専門業者にお任せしましょう!

配管の詰まり抜きには専用の道具が無ければ解消はほぼ不可能です。

この時使われるのが「トーラー機」です。どのような道具かはこちらを参照ください!➡排水管の詰まりを抜く道具 電動トーラー機 配管の状態によってはかなり時間を要する作業になるかもしれません。古いマンションなどでは鉄管を使用している場合もあり、その場合はこのトーラー機は使用できません。なぜなら配管の腐食化が進んでいる危険があり、トーラー機のワイヤーで配管を内側から破いてしまう事故が起きてしまう危険があるからです。腐食した配管はかなり脆くなっているからです。



経験ある作業員であれば、その判断を見極めてご依頼者の方に作業出来ないと断られることもありますし、事故が起きても保証しないことを確約させるかもしれません。

では、どうしたらいいのですか?

マンションやアパートであればオーナーさんか管理会社または不動産屋に連絡してください。戸建てや分譲マンションの持ち主であれば配管の修繕工事をご検討ください。マンションの場合は管理組合に相談なさってください。少し話が大きくなってしまいましたが、髪の毛のつまりが結構なトラブルに発展してしまうことを考える必要がありますね。

結論としては、詰まらせないように予防を行っていくことです。髪の毛の流入を阻止することをお考えください。日頃から注意していればトラブルを避けることにもなるのです。