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洗面台の蛇口を交換するよりセットごと交換の方がいい理由

洗面台の蛇口が水漏れする

長く使っていくと洗面台の蛇口も水漏れが始まったりします。気が付かないうちに洗面台の下がびしょ濡れになっていたという経験はございませんか?

 

 

多くの洗面台では「ホース引き出し式のシャワー水栓」をお使いの方が多いようですが、実はこれが経年の使用でホースから水漏れしてくることがあります。なかなか気付かず洗面台下が水浸しになってはじめて気付くようなことがあります。恐らく水道屋さんを手配されることになるかと思いますが、異口同音に水栓交換を薦められます。金額は恐らく定価かそれ以上の金額だと思われます。(部品代で稼ぐ水道屋さんも多いです。)

洗面用ホース引き出し式シャワー水栓の場合、大体どこのメーカーも4万円台から5万円台の商品になるかと思われます。ネットだとその半値以下で同等品が売られていることもあります。当然工事を依頼すれば出張料取替工事料がプラスされます。それは業者によってまちまちですが1万円台から2万円台くらいになるかと思います。合計すればいい金額になりませんか?

何が言いたいかと言えば・・・それは

その金額はともすると・・・・

洗面台セットが交換出来るくらいの金額

 

 

洗面台セットは意外安く売られています。

洗面台の本体にも種類が幾つかありますが、カウンター式(1枚板タイプ)の洗面台ではなく、キャビネットタイプの洗面台のことです。鏡部分と洗面台部分が分かれて取り付けられているものです。大抵間口が600mmとか750mmのタイプがほとんどになります。このタイプがセットでDIY店ではいくらで販売されているかご存知でしょうか?

なんと!約3万円台といった所でしょうか?(それ以下でも探せばあるかも)

え?と思われるかもしれません。もちろん上の写真はイメージですのでお間違えなく

つまり、費用的にはセットごと交換するのと変わらないということです。もちろん商品は自分で購入し、自分で交換できればそれでOKです。自分では無理だとお感じの方は取付工事だけを水道業者にお願いすればいいのです。この取付も実はそんなに難しくありません。簡潔にご説明したいと思います。

洗面台セットの交換の仕方

ご自分で交換してみたい!という方のために簡単に解説します。参考にどうぞ。

 

 

取り替えの手順を簡潔にご紹介します。まず工具をご用意ください。

まずミラーミラーキャビネットの方から外します。大抵4隅に取付ビスで壁に固定させています。 小さな丸いカバーを取るとネジが見えます。必ず壁に取り付けるネジがあるはずですのでそのネジを外してください。照明のカバーなどを取るとその中などにあります。その際はミラーキャビネットを手で押さえながら外します。押さえていないと倒れてきますのでご注意を。

4隅が取れたらゆっくり持ち上げて取り外しますが、照明の電源コードが付いていますので、シングルコンセントや壁付コンセントから電源コンセントを外してください。配線がパラ結線(または圧着施工)されていたら、まずブレーカーを落としてから配線を外してください。感電します。

 

 

次に洗面台ですが、下を覗くと給水管給湯管が下から出ていたり、壁から出ていたりします。 壁から来ている場合はベニヤを切って外せます。給水・給湯の配管が下から来ている場合は収納部の底板を切断して上から引き抜くようにして洗面台を取り外すことができます。

もし止水栓や配管を外さないといけない場合は元栓を止めてパイプレンチなどの工具で慎重に外してください。古い配管の場合は腐食具合によっては厳しい場合もありますので気を付けましょう。そして排水ホースも配管から引き抜けば洗面台本体が取り外せます。ゆっくり引き出しましょう。

新しい洗面台を設置する前に、配管の位置をスケールで測りましょう。壁から何mmか、横から何mmか、給水・給湯の配管の位置、排水管の位置を紙などに記録しておきましょう。新しい洗面台は全くの無垢ですので、自分で採寸した寸法で穴を開けなければなりません。こちらのブログで穴を開ける道具を紹介してます。➡電動ドリルでホルソーを装着する

 

 

水栓金具が別付になっていますので、水栓を取り付けてください。また排水トラップもしっかり取り付けます。排水ホースがきちんと床下の排水管に差し込めるようにして付けてください。この際に防臭パッキンもきちんとはめておきましょう。後で排水臭が漏れてこないようにするためです。

洗面台の設置が済めば、その上にミラーキャビネットを取り付けて行きます。まずは100Vの電源コンセントを裏で繋げて余った配線コードを隠します。それから外した時のように4隅に取付ネジで固定させます。スイッチをONにして照明が付けばOKです。意外に簡単でしょ。



古い洗面台はどうするか?

簡単なのは粗大ごみとして捨てることです。ゴミシールを購入し、お住いの自治体や市の粗大ごみ回収窓口へ連絡を入れてください。最低限の費用で抑えられます。「費用をかけたくない!」と思われる方は、ご自分で解体作業を行ってください。

ミラーを外せば樹脂製のキャビネットですからシャーパーなどで簡単に切断できます。洗面台の方は洗面ボウルだけが陶器で後は板材です。ベニヤなどですので叩いて外し鋸で切り刻めば燃えるゴミとして出せます。

洗面台ボウルは叩いて割れば陶器のゴミとして出せますが、一度に大量に捨てると回収業者から産業廃棄物と見なされ、回収しない可能性がありますので一度に一遍に出さないようにしてください。小分けして少しづつ出すようにします。陶器を割る時はくれぐれも怪我をしないようご注意ください。防護メガネと作業用手袋を忘れないようにしてください。

洗面台ごときれいになれば快適ですね。頑張って取り替えちゃいましょう!

 

 

 

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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