月別アーカイブ: 2019年2月

洗面台排水トラップの交換の方法や注意点

洗面台の水漏れで多いのが排水トラップ漏れ

どんな洗面台のタイプでもすべて共通しているのが「排水トラップ」です。

トラップとは、排水設備の配管の途中に設けられる下水道の悪臭や硫化水素などのガスを遮断する構造や器具のことを言います。簡単に言えばSの字になった排水パイプのことを言います。

 

 

排水トラップには大きく2種類に分けられます。

一つは「メッキ管」でもう一つは「樹脂管」です。特に経年劣化して水漏してしまうケースが多いのは「メッキ管」です。金属の性質上、腐食は避けられません。

以前のブログでも取り上げてますが(よければこちらも➡洗面台水漏れの予防とは?パイプの劣化見落としてませんか? )銅メッキの管材は腐食が進行していきます。その腐食部から亀裂が始まり水漏れがします。

 

洗面台排水栓トラップ交換

この作業を行う点で必要な道具は「モーターレンチ」です。

もちろんウォータプライヤーでも十分作業出来ますが、古いナットを外すにはこの道具が一番です。難しい場合は「パイプレンチ」も効果的です。こちらも参照➡水道屋さんの道具 パイプレンチ

 

こちらがお勧めです!

 

まずU字管やS字管を外していきます。

激しく腐食しているとナットを外そうと力を入れるだけで割れてしまう可能性が高いです。すべて外せましたら「横穴排水栓」を外します。

これがなかなか固く付いている場合がありますので、ある程度試して外せない場合は、シャーパーやグラインダーで切断してください。ただし陶器が傷つかないよう慎重に行ってください。

洗面台の陶器が古い場合は、非常に破損しやすくなっています。工具などでたたいたりぶつけたりするだけでもひび割れや欠けてしまうことがあります。作業時の取り扱いには最新の注意をしてください。万一割れてしまったら補修は効きませんので洗面器ごと交換になります。

 

 

全部外せましたら、陶器側(洗面ボウル)の穴付近の掃除をしましょう。きれいにしたら新しい排水栓のパーツを取り付けてください。この脱着の作業にモーターレンチが欠かせません。ナットを締め着ける際はしっかりと行いましょう。

メッキの排水トラップがうまく付かない

洗面台の排水トラップを交換して取付が完成し、水を出して排水漏れをテストするとナットや継ぎ目から水が染み出てくることがあります。

見た目は正しく取り付けられているのにどうして?と思われるかもしれません。

 

 

その原因は「洗面台の傾き」かもしれません。

洗面台ボウルが独立しているタイプによくあります。陶器の洗面台ボウルは壁に対して水平に取り付けられているはずです。

つまり床面とも平行になっているはずですが、長年の使用により洗面台ボウルが手前に下がるように傾いてしまっている場合があります。恐らく洗面台に手をかけて使ってきたりすれば押される負荷が加わって少しづつ傾いていくのは当然です。

この傾いた状態でメッキ管の排水トラップを取り付けても、斜めに付いてしまうため隙間がどうしても生まれてしまいます。差し込みパッキンや平パッキンで幾ら抑えようとしても無駄です。

どうしたらいいのか?傾いた洗面台ボウルを修正するのは不可能ですし、ややこしくするだけです。

一番いい解決策は・・・

樹脂製の排水トラップにすることです。

今は、樹脂製の排水トラップもたくさん種類があり、ポップアップ式、ワイヤー式、口径32mmでも38mmでも販売されています。DIY店にはポピュラーな排水トラップしか置いていませんので直接メーカーにお尋ねください。

(三栄水栓カスタマーセンター;0120-06-9721(通話無料)平日は9:00~17:00。土日祝日、夏季休暇、年末年始は休み。またはhttp://www.san-ei-web.co.jpから「お問い合わせ」のフォームからお尋ねください。で問い合わせてみてください。)

この樹脂製の排水トラップなら多少の歪みも、材質的に取り付け可能です。隙間が空いてしまいそうな傾きがあってもねじ込んで取り付けられます。

 

 

なんと値段もお手頃です。メッキ管の半値以下の金額で購入できます。金属ではないので腐食の心配もありません。熱にも強く変形もありません。特に外観を気にされない方はこちらのパーツをお勧めします。

床排水用(Sトラ)と床上排水用(Pトラ)と別れますので、ご自宅の洗面台下の配管はどちらの排水方式になっているかをお確かめください。床上排水の場合は壁からの排水管に差し込む際に「クリーンパッキン」といった隙間を埋めるゴムのパッキンが必要になります。


 

ご自宅の排水管の口径が40か50かによってサイズが異なります。ぴったりのものをご購入ください。

但し、メッキ管と樹脂管の併用だけはあまりお勧めしません。古いものと新しいものを組み合わせることも可能ですが、微妙にマッチングしていないこともありますので、簡単に直ったと思って使用していると水漏れが始まったりすることが起こります。できればセット品を購入してセットでお取替えください。

更新日:2020年5月6日