台所の排水溝の流れが悪くなる理由

台所の排水の流れが悪い

どうも最近、流しの排水が悪く、水が溜まるようになってしまう・・・

流れが悪いと感じているか方はいませんか?




排水詰まりは突然に・・・

昨日まで普通に使えていた流しの排水が今日になるとなかなか流れない?           何が原因なのか?特に何か異物を流した訳ではないのに、流れが悪い・・・

こうした症状は突然生じてしまいます。実はその前兆があるはずです。その一つは、排水の際に生じる「」です。特に「ゴボゴボ」とか「コポンコポン」と言う音を鳴らしながら排水が流れて行くという場合は、既に排水管で何か詰まりが生じている証拠です。

これは、排水配管のどこかで詰まりが生じて配管内の空気が逃げれずに、シンクの排水溝から出て来る現象です。例えば密閉された容器に一気に水を入れようとしても入って行かないのは容器内の空気が押し出されるのに逃げ場が無いからです。

 

 

以前のブログでもご説明していますが、こちらのブログもご覧ください。台所の排水詰まり    排水管に排水がどう流れているかをお考え下さい。

丸い配管全体に排水が流れる訳ではありません。流れるところは配管内の一部です。縦管であれば全体に広がるように流れたりしますが大抵は管の淵側から流れます。横引きの配管のところでは管の下側(底辺側)を流れて行きます。

つまり配管の半分以上は空気の抜け道が出来ていますので、配管の中を排水はスムーズの流れて行くのです。その空気の抜け道が経年の汚れ、特に油脂詰まりによって狭くなって行くことで流れが徐々に悪くなっていくのです。





排水ホースの交換

特に「油脂詰まり」が起きやすい箇所は、シンク下にある排水ホース部です。         一番最初に排水が流れ出るところでもあります。排水ホースの内側に油分が付着すると薄い油膜のようなものができます。調理をすれば必ずと言っていいほど「」が流れますね。

 

 

この油が、排水ホースに徐々に蓄積されていきます。

ですからこの排水ホースを交換することで流れが元通りなるケースが多くあります。大抵排水ホースはプラスチック製のユニオンナットが付いています。これは手でも簡単に取り外しができるものです。固ければプライヤーなどで軽くひねれば回ります。ナットの口径は50mmか40mmがほとんどです。DIY店ではすでにセットされた排水ホースが販売されていますので、それを購入して取り換える事が出来ます。





注意していただきたいこと

 

 

もちろんホースを掃除して再利用すれば、コストを抑えることができます。しかし、割り箸や歯ブラシやスポンジなどで掃除しようとするのは危険です。うっかりそのまま流れてしまう可能性があります。そうなると完全に排水管の中で詰まってしまい逆効果になってしまいます。こちらも参照➡キッチン排水溝に歯ブラシを落としてしまったら?

パイプ洗浄剤もいいのですが、市販されているものではあまり効果がありません。(希釈されているため)軽い詰まりでは効果を見込めますが、ひどい詰まりではほとんど無理です。つまり「予防」にはある程度の効果がありますが「治療」には効果がありません。市販の薬剤を何本も投入してもむなしいだけかもしれません。

しかし、配管の奥で詰まってしまっている場合は配管の洗浄作業が必要となります。よく聞くのが「高圧洗浄」かもしれません。ほかにも詰まり抜きの道具はあります。どんな作業が必要なのかは、こちらのブログを参照ください。配管洗浄作業

お掃除する時は、くれぐれも排水口にものを落としたり流したりしないようご注意ください!

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