皆さんは洗濯機をどれくらい回していますか?当然毎日という声が聞こえて来るかと思いますが・・え?3日に1回?1週間に1回?人・それぞれですが、洗濯機の水栓は使用時に開閉していますか?それとも開けっ放しですか?
以前のブログでも解説しましたが、洗濯機水栓は閉めるべきか?はこのブログを見てください。つまり開けたままですと、常に「水圧」という負荷が水栓金具にかかっている状態なのです。
特に洗濯機水栓で水漏れする原因の多くは、水圧を受けながらも水漏れを防いでくれている「パッキン」の劣化になります。洗濯機用の水栓にも今は専用水栓なるものが販売されています。
ここで取り上げるのは単水栓の場合です。もちろんお湯をご使用になる混合水栓のところもあるかと思いますが、水しか出ない水栓のケースを取り上げます。
ハンドルの下を見ますと正面から見て、三角形の袋ナットが取り付けられています。その袋ナットを取るとすぐ「水栓上部パッキン」(通称;三角パッキン)と呼ばれるゴム製のパッキンがあります。そのパッキンが劣化して水漏れが生じます。
このパッキンはホームセンターで簡単に手に入れることができます。よく見かけるのが三栄水栓の水栓上部パッキン(PP42A-1S-13;定価¥120・税別)です。このパッキンの交換の仕方をご説明します。
基本は元栓を閉めることが安全ですがこの作業は断水せずに行えるものでもあります。
しかし!ハンドルは閉めた状態で行ってください。開けたままですと水が噴き出してくるかと思います。不安な方は元栓をしっかり閉めてから行ってください。
交換後はハンドルを開け閉めして、水漏れが無いことを確認してください。
万一これでも水漏れが起きる場合は、本体の劣化となります。単水栓の蛇口はご自分でも簡単に交換できます。そのやり方についてはまた改めてブログに取り上げたいと思います。
ノズルとかニップルと呼ばれる部分の付け根です。
実はここにも特殊なパッキンが入っています。それが「パイプパッキン」です。Uパッキンとも呼ばれます。パッキンの断面がU字になっています。これもホームセンターで簡単に購入できます。三栄水栓のパイプパッキンセット(PP43A-1S-16;定価¥170・税別)です。
水を止めたままにしてパイプの部分をスパナで外します。パイプを抜くと、パイプにくっ付いてくるか、水栓側に残っていることがあります。そのパッキンを抜き取ってください。
新しいパッキンを入れる際には、溝のある方を奥に向けて差し込んでください。パイプの方にその向きで入れておいてパイプごと差し込むこともできます。
白いプラスチックの割れた部品はパッキンを抑えるためのものですからきちんとはめます。パイプにくぼみが予めできていますので、そこにはめ込みます。パッキンを入れて元に戻せば完了です。あとは、ハンドルを回してみて水漏れがしないか、確認してください。
特に入居時には洗濯機蛇口の水漏れがなどが無いか?点検してください。
意外に水漏れがあったりします。入居してなるべく早めに気付けば大抵は不動産屋や大家さんまたは管理会社納付で修理してくれます。ただし入居して何日もあるいは何か月も経ってから連絡するとですと、場合によっては過失責任を疑われる可能性もあるのでご注意を。
洗濯機ホースや給水元口の設置は洗濯機を購入した際に取り付けてくれたり(無料)、ニップルを交換してくれます。(有料)その辺りの水漏れについては購入店にご相談ください。面倒でしたら水道屋さんを呼んで見てもらいましょう。その場合は自己負担になります。
考えれば洗濯機用の蛇口は他で使う事がありません。それで洗濯機のみで使う事ができる水栓が販売されています。この水栓のメリットはハンドルからコック式になる点です。90度の動かすだけで水も出し止めが可能です。
つまり給水ホースが抜けても水が出っ放しなることを防ぎます。もし洗濯機が倒れて給水ホースが外れた場合、普通のハンドルタイプの単水栓ですと水が出たままになります。ところがこの水栓はホースが抜けると止水弁が働き水が止まるようになっています。
この機会にこの専用水栓に交換してしまうのもメンテナンスフリーで便利かもしれませんね。
ご検討くださいませ。
更新日:2020年12月14日