ウォシュレットが動かないのは故障ですか?

ウォシュレットの寿命は短い

ほとんどの家庭で利用されているウォシュレット(実は製品名)は意外にも短く、平均約7年と言われています。もちろんそれ以上長持ちされているところも多いと思いますが、使用頻度や使い方によっては早く故障してしまうからだと思われます。

特に水漏れが多いトラブルですが、次に多いのが「動かない」というケースです。操作ボタンを押しても動作しないことがあります。これは故障なのでしょうか?

 

リモコン式の場合

壁にリモコンが取り付けられているタイプに場合、そのリモコンの「電池」はいつ交換されましたか?取り外せることも知らなかった方もいます。

リモコンをフックから外して裏側の電池入れの蓋を取り、新品の電池に交換してみてください。動くようになれば解決です。最近の機種にはリモコンにバッテリー残量を表示するものもありますので、時々チェックするといいかと思います。

電池を交換しても作動しない場合、本体の故障かリモコンの故障かを見極めることができます。ウォシュレット本体に手動で動かせるボタンがどこかにありませんか?見つかりましたら、便座に座り出てもいいようにしてボタンを押してみてください。




ノズルが出て普通に洗浄できればリモコンの故障です。つまりリモコンが適正に信号を送れていないことが考えられます。リモコンの品番を控えて交換の手配をしてみてください。購入された販売店に問い合わせてみることもできます。

リモコン式ではない場合

本体横に操作盤が付いているタイプは、ボタンを押せば動作するはずですが、座ってボタンを押すも何の反応もしない場合、一度電源を抜いてもう一度差し込んでみてください。

またコンセントに差し込む電源に漏電遮断器が付いている場合は、リセットボタンを押してみてください。

電源が入っているのに動かないとなるとウォシュレットの操作基盤の劣化かノズルユニットの故障かもしれません。この場合は、メーカーのメンテナンスに修理を依頼できます。蓋の裏側に貼ってある、あるいは印字されています本体の型番をメモしましょう。それを修理依頼の際にお伝えください。品番にあった修理部品を持って来てくれるかと思います。

 

修理が困難な場合

基本的にウォシュレットは使い切りの製品とお考えください。

つまり寿命は短いため修理して使う製品ではない、という事です。中には1~2年で故障して動かなくなったというケースもありました。大抵メーカー保証は1年です。メーカーによっては延長保証を無償または有償で行っています。それに加入していれば保証期間内の無料修理ができます。




使用年数6~7年目の場合・・・

非常に微妙な期間です。確かに耐用年数を迎えているとはいえ故障ですと早い方だと言わざるを得ません。修理を依頼して数年持たせるか?買い替えるか?見解の分かれるところでもあります。メーカー修理を手配しても必ず直るとは限りません。メンテナンスの方が来て作業してもらっても症状によっては買い替えを提案される場合もあるのです。

今やウォシュレットは必需品の1つです。

普段使えているものが使えなくなるとこれほど不便なことはありません。特に冬場は必要性が高くなります。冷たい便座はヒートショックなどの健康障害も引き起こしてしまうかもしれないからです。トイレは大抵狭く寒い環境に置かれています。快適に利用するためにもウォシュレットがきちんと機能していることの有難さを感じつつ、できるだけ故障が起きましたら迅速に対処して戴きたいと思います。

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